輸入規制の品目分類 第93類




クロスボウを個人輸入する際の注意事項について、税関のHP、経済産業省の貿易審査課の見解、管理人の個人輸入の経験ならびに某掲示板の情報などを元にまとめてみたいと思います。

以下に記載する内容についてはあくまでも個人使用するものであり販売目的は含まれませんので留意願います。

基本的にクロスボウストアを利用して購入する事で、アメリカからの輸出手続きならびに日本での輸入手続き、税関に関する手続きを代行して頂けるので問題なく通関することができるわけですが、購入する製品によっては輸入規制の品目 第93類に分類され、税関で止められる可能性が出てきます。

第93類というのは武器及び銃砲弾並びにこれらの部分品及び附属品に該当する製品を指し、ようは武器ならびにその付属物とみなされた場合必要な手続きを踏まなければいけないようです。

クロスボウ自体はアーチェリー等の弓に分類され通常第93類には分類されませんので、問題なく通関できると思われますが、クロスボウ関連のパーツでいうと主に次の二点が関係してきそうです。

まず一つ目はブロードヘッド。交換用のブレードがついた矢尻になりますが、基本的に1パック(3個)までが個人使用として認められますが、それ以上2パック以上は個人使用としても認められず、通関できませんので基本的には任意放棄する事になるかと思います。

通関するためには経済産業省の貿易審査課にまず電話にてその旨を伝え、ブロードヘッドを輸入したのはあくまでも個人使用である旨を伝えます。

簡単な問診による審査を経て問題がなければFAXにてショップからブロードヘッドを購入したメールなどの履歴等を、証明するもの、管理人の場合だとメールでの購入した商品の商品名の一覧が記載されたものを、プリントアウトして貿易審査課の担当宛にFAXし、内容に問題がなければ、税関に貿易審査課に通関して問題ない旨税関に連絡をしてくれますので、税関が確認次第書類手続きを経て通関という流れになるかと思われます。

流れ的には税関から通関が止められた旨、郵便局から通知が着ますので、記載されている最寄の税関に電話にて連絡をする。
通関が止められた商品について説明を受けるので、貿易審査課の連絡先を聞き、クロスボウ関係の担当につないでもらい、ブロードヘッドが個人使用である旨を伝える。

その後必要書類をFAXして問題なければ通関処理をする流れという感じでしょうか。

ブロードヘッドの個人輸入は一度やってみましたが、面倒といえば面倒ですが、流れがわかってしまえば、基本電話とFAXするだけです。ただ貿易審査課とのやりとりをするのが平日のみとなるので人によってはそのあたりがネックとなるかもしれません。

もう一点、このブログでコメントで質問を受ける事がある製品ですが、PSE TAC Eliteのバイポッド。この製品、クロスボウ本体にバイポッドといったアクセサリがパッケージ販売されているものですが、このバイポッド、どうやら実銃と同様のクオリティと申しますか、汎用性のある実銃用のバイポッドだそうです。

問題なのはどうも税関の場所によって問題なく通関できた場合とそうでないケースが発生する事。管理人はこの製品を個人輸入したことがないため、ここから先の話はあくまでも某掲示板の情報を抜粋したものとなります。

ここで問題と思われる部分をクローズアップしてみたいと思いますが、まず税関でおそらく書類審査の段階でバイポッドが含まれる事を確認、第93類の武器及び銃砲弾並びにこれらの部分品及び附属品に該当する製品に分類されたと判断されます。

そのうえで貿易審査課に確認をとり、個人使用である旨を伝え、あくまでもクロスボウをパッケージで購入した際に付属しているバイポッドである旨を強調したとします。

必要に応じて担当者から求められる書類を提示し第93類の武器ではなく、第95類の玩具に認定されれば個人使用であることを条件に特例が降りる形になると思いますが、問題なのは経済産業省の貿易審査課が第95類と認定しても、担当する税関が第93類であると認定していると、通関処理ができないようです。

事実上第93類を輸入できるのは以下の要件を満たすものに限られるようです。

1. 輸入貿易管理令(二の二号承認)
HS第93類に該当する武器については、経済産業大臣の輸入承認が必要です。
申請者は以下の資格を満たしている必要があります。

A.所持が認められている者(銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)第3条第一項の規定)
B.所持の許可を受けた者(同法第4条第一項の規定)
C.登録を受けた刀剣類を輸入しようとする者(同法第14条第一項の規定)
D.国または地方公共団体から輸入の委託を受けた者
E.武器等製造法(武等法)により所持可能とされている事業者

これを見る限り一般人が第93類を輸入できる可能性があるのは、実銃の所持許可を所持しているものに限るのではないかと。まあ、お住まいの地域に寄るらしいのですが関西のほうがこの辺りの認定がシビアだそうです。

話を総合すると担当税関でバイポッドが第93類であると認定されてしまえば、仮に貿易審査課で第95類の玩具であると認定されても通関する事は難しいのではないでしょうか。

話を変えればクロスボウストアでPSE TAC Eliteを購入する際に、可能かどうかは分からないのですが、クロスボウストアでパッケージからバイポッドをなしで購入するのが無難なもかもしれません。

日本AMAZONでも電動ガン用のバイポッド自体は購入できるわけですし、電動ガンに使用するバイポッドでもクロスボウを撃った際の衝撃は電動ガンの比ではありませんが、実銃に比べたらクロスボウの射撃時の衝撃など高が知れていると思いますので電動ガン用のバイポッドでも充分クロスボウ用に流用可能と思われます。

どうしても付属の実銃用のバイポッドが欲しいという方は、お住まいの地域によっては、通関できずにとめられる。止められた場合一応貿易審査課とやりとりして第95類の玩具に認定してもらえるように交渉してみて、そのうえで税関が第93類の武器に認定するのであれば、素直にバイポッドのみ、任意放棄する手続きを踏む事が現実的な選択肢になると思われます。


後、クロスボウストア以外で商品を購入した場合、通関ができずに任意放棄せざる負えなかったという事例が散見されますが、以下にその一例を書きます。


購入したクロスボウの種類や購入店の発送方法などが関係して時々輸入禁止商品と税関で指摘される場合があり、その場合輸出禁止商品にも当てはまるので購入したショップにも返送する事が出来なくなります。その場合、商品代金や送料も全て戻ってきません。

輸入禁止商品など銃刀法に関わる商品と指摘された商品を受け取る場合は都道府県教育委員会が交付する「銃砲刀剣類登録証」又は「登録可能証明書」が必要で輸入の申請してから、経済産業大臣の輸入承認が必要になります。

クロスボウを海外から個人輸入しようとした場合、まずその国の輸出手続きがひつようになります。その上で日本で税関を通す輸入手続きが発生します。

仮に購入したショップがその辺りの手続きについて理解が不完全だったり、そもそも輸出手続きが、できない国だったりした場合、税関で輸入手続きをしようとした場合、輸出手続き自体ができないので返品自体できない、破棄するしかない、料金も帰ってこなければ、品物を受け取る事ができないという悲しい事に。

クロスボウストアで問題なく個人輸入できるからといって、他の国、他のショップで同様の対応が期待できるかというと、そういうわけでもないようで、上記であげたようなつまらない事になりそうです。

追記

貿易審査課にPSE TAC Eliteのバイポッドについて問い合わせしてみました。さすが貿易審査課のクロスボウ担当。役所の人間と話してバイポッドという単語をだして話が一発で通ったのはここの部署くらいのものです。

なんでもクロスボウ自体は第93類に分類されないものの、PSE TAC Eliteに付属するバイポッドは限りなく黒。税関でインボイスを確認した段階で第93類に分類されると判断されると見て間違いないようです。

インボイスとは、物品を送るときに税関への申告、検査などで必要となる書類です。ことバイポッドに限ってはクロスボウに付属しているものであっても、税関で間違いなく止められる事となり、経済産業省の貿易審査課の特例で通関するといた事は難しいようです。

問題の経済産業省の貿易審査課の認識としては、おそらく付属のバイポッドが実銃用のものだと認識しているふしがあります。なので貿易審査課が第95類の玩具であるとそもそも認定をすることもないようです。よって特例が出る事はまずないと思われます。

PSE TAC Eliteはストックなど実銃用のものを使っていると聞きますので、たしかにバイポッドが玩具用が装着されているとは考えにくいですね。

一部の例外は実銃を所有、許可を得ているものが自分が所有している銃に対して、装着できる物である場合、特例で認められるとか。ですので、一般的にこの方法以外で特例を認めてもらい通関する事は難しいのではないかと。一番現実的なのは銃砲を所持している、バイポッドが装着できる。

この二点を兼ね備えた方に個人輸入を代行してもらう?くらいしか考え付かないですね。よく考えたらそれもグレーゾーンかな。

仮にPSE TAC Eliteのパッケージを購入した場合で、バイポッドが引っかかった場合、バイポッドだけを任意放棄してクロスボウを含む商品自体は、通関可能だそうです。これが現実的なおとしどころと思います。

話を聞いていて思ったのは、むしろバイポッドが問題なく通関したという方。これ、本当だとしたら税関でインボイスの確認が不十分であったとかで、単純に検査漏れで通っただけという可能性が非常に高く感じます。

貿易審査課の話を聞いていても通る要素ゼロとしか思えません。本当にフリーパスで通関できたのだとしたらラッキー以外の何物でもないですけどね。

クロスボウに関わらず、電動ガンのパーツとかこの第93類に抵触する可能性のあるものは多数あるようですが、電動ガンであれば玩具用であれば特例を使用して通関する事はできると思います。

玩具用であることを証明する事は必須となるかと思われます。個人で輸入する際にネックとなると申しますか割と敷居が高いのが、武器もしくはそれに付随するパーツを取り寄せようとした場合かと思われます。玩具であっても実銃用でないことを証明しなければいけません。

たしかに、このあたりの審査がゆるいと実銃を分解してパーツ単位で輸出入が可能となり、税関でひっかからないとなると、治安上不味い事になるのは容易に想像できますし、玩具用といえど、厳密な審査が成されるのは当然かもしれません。

本来ならば海外のショップに輸出用の申請書類を提出してもらい、それをうけ輸入申請をして始めて認められるもののようです。それを事前にしてない場合、特例が使用できる商品なのかよくよく確認しないと、購入代金がまるまるパーになってしまう恐れもありますので注意したいところです。

必要に応じて貿易審査課に個人使用における特例が認められるかどうか事前に確認はとったほうがよいかもしれませんね。
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