FC2ブログ

こっぺぱんブログ

ARTICLE PAGE

in メンタルヘルス

抑うつは心の風邪ではないと思います

-- COMMENT









この間の事ですがYoutubeのおすすめ動画にこの動画があったで懐かしく思い久しぶりに見ていました。この動画には個人的にちょっとした思い入れがあり管理人が不眠症になり安易にベンゾ系睡眠薬に頼った結果ベンゾ系睡眠薬の副作用と依存症で苦しんでいたことがあります。その長くつらい断薬を乗り切る際に、この動画と動画の製作者の方の関連動画を見てベンゾの断薬をがんばろうというエネルギーを分けて貰ったという経緯があります。

お時間がある方はご覧いただければと思いますが簡単に動画の内容を解説いたしますと、この動画の製作者であるakkoinkoloveさんは仕事の過度のストレスで精神的にまいってしまい体調が悪化し業務に支障をきたすレベルになってしまったため精神科を受診することになりますが、受診した精神科で向精神薬の一日数十錠に及ぶ多剤処方を受け症状はさらに悪化、仕事は退職することになります。

その後さらに症状は悪化の一途を辿り半分寝たきり状態になるものの主治医の突然の転勤により担当の医師が変わることとなります。後任の医師に向精神薬の多剤処方により症状が悪化していることを指摘され、薬の断薬に望むこととなり無事ベンゾの断薬に成功したというお話です。

4月から新社会人となられる方もいらっしゃると思いますが、仮に入社した会社で慢性的な長時間労働によるストレス、人間関係のストレスなどが加わり、抑うつと診断されるということもあるかもしれません。製薬会社は盛んに抑うつは心の風邪と宣伝しているし
精神科への敷居も下がっている。精神科や心療内科で処方される薬を飲めば抑うつもすぐに良くなるよね?と安易に考えている方は、まずはこの動画を見てからお考えいただければと思います。

管理人はakkoinkoloveさんほどの一日数十錠に及ぶ向精神薬の多剤処方を受けたということはありません。ただ軽い不眠を訴え行きつけの内科で睡眠導入剤を処方され、その薬が効かなくなりより強い薬を求めて紹介状を書いて貰い精神科を受診しベンゾ系の睡眠薬を処方されることとなります。長年漫然と服用していた睡眠薬の所為で気がつけばベンゾ系睡眠薬の依存症になり体調は極度に悪化しました。その後、体調の悪さを訴えたところ双極性障害と診断され向精神薬を処方されることとなりますが、診断結果に従い処方された薬の服用によりさらに体調は悪化の一途を辿り精神病院に入院したという経緯があります。

akkoinkoloveさんのケースと同じでベンゾ系睡眠薬で症状が悪化し、その悪化した症状を双極性障害とと誤診した精神科医が向精神薬を処方する。それでさらに体調が悪化するの悪循環です。ちなみにベンゾ系の睡眠薬を辞めてから何年かたちますが現在は双極性障害にある症状である気分の上がり下がりといった波はまったくといってよいほどなくフラットそのものです。

一度精神科の医師に双極性障害の定義について伺ったことがありますが明確な定義というものはなく一度でも躁鬱症状と抑うつ症状が見られた場合この病名がつくのだそうです。当時の管理人は睡眠薬と同時に食欲の不振を訴えドグマチールという薬を服用していたのですが、この薬を飲むと妙にテンションが上がることから嫌なことがあったりして気分が沈みがちなときに意図的にドグマチールをオーバードーズして服用しておりそのことを医師に指摘しても分かりません。もしくは関係無いの一点張りです。

ちなみにドグマチールは内科で食欲不振を訴えたところ処方された薬ですが立派な向精神薬に分類されます。漢方を除くと食欲不振に効果のある薬というのは、ほとんどないようですが向精神薬の副作用にある食欲増進作用を利用し内科でもこのような向精神薬が処方されるケースもあるようですので油断はできません。

この辺りの詳細についてはメンタルヘルスの過去記事に書いているので詳細は長くなるので割愛しますがakkoinkoloveさんと同様に精神科に割と酷い目に合わされた人間の一人として、この場を借りて管理人の向精神薬に対する意見を簡単に述べたいと思います。


そもそもの話として製薬会社は抗欝剤といった向精神薬を服用することへの抵抗を減らす意味で盛んに抑うつは心の風邪です。風邪は薬を飲めばすぐに良くなるように抑うつも薬を飲んで直しましょうという趣旨の宣伝をしていますが、根本的な問題として抑うつは心の風邪では無いと思います。

抑うつは過度のストレスなどで脳内伝達物質であるセロトニンが欠乏することにより起こることがわかっていますが、だからといってセロトニンを薬で補ってあげれば抑うつが治るのか?というのは疑問符がつきます。管理人が精神病院に入院したことは前述しましたが(メンタルヘルス日記の精神病院入院体験日記に詳細は書いています)、そこでは実に様々な精神病の方がいらっしゃいました。

病名は統合失調症、癲癇、双極性障害等様々ですが後は抑うつです。一般病棟に抑うつで入院されている方は比較的に会話でのコミュニケーションを円滑に行うができるのですが、お茶をしたり喫煙室で雑談に興じることもありました。比較的にと書いたのは当然抗欝剤を服用しており、夜は21時に就寝することもありますが大抵の方は睡眠障害を併発しているため睡眠薬を服用しています。それらの薬の副作用により体調には波があり夜は調子が良いけど昼はベッドで寝ていることも多かったです。

皆さんと雑談をする過程でどのくらい入院をされているのかとか、どんな薬を飲んでいるとか話になることもありますが、中には薬を服用して10年という方もいらっしゃいますが精神病院では決して珍しい話ではなく、長い方は25年という方もいらっしゃいました。

管理人がリアルで何らかの精神病の症状を持つ方と直接接したのは、この精神病院に入院し患者の方々と接したのが初めてですが、ネットではツイキャスやニコ生等の配信サービスが盛んですので、そのような場所で抑うつを初めとして何らかの精神病を抱えている方の放送を見る機会というのは難しいことではなく話を聞くと抗欝剤を服用して10年選手というのは珍しい話ではないことを認識させられます。

Youtuberで有名なめぐたそことmegumi sakaueさんは管理人も好きで割りとよく動画を拝見していますが管理人と恐らくそれほど年齢は変わらないと思われますが(干支一周まではいかないかと)実に知識の豊富な方でその博識振りには驚かされますが素直に頭の良い方だと感じます。このめぐたそさんですが、抑うつを抱えているようですが、その所為で向精神薬を服用されているようです。元気が良いときは非常に良いですが、体の調子が悪いことも多く稀に体を動かすこともきついようで動画にはベッドから録画したものも散見されます。

正直、ネットでもリアルでも抗欝剤を服用して10年選手という方は拝見しますが逆の見方をすれば抗欝剤を服用して抑うつが改善しすっかり社会復帰して今は元気に過ごしていますという方を管理人は見たことも聞いたこともありません。このあたりに抑うつに抗欝剤が有効なのかどうかの結論が出ている気がしますj。

もう一つ書きますと管理人も精神科の医師に体調の悪さを訴え処方された抗欝剤であるサインバルタ(デュロキセチン)を服用したことがありますが、夜服用して朝目覚めると非常に調子が良い。これは効果があるのか?と思いきや効果は一時的であり薬の副作用の所為か体も頭もだるく一日の半分はベッドの中で半分寝たきり状態でした。症状は悪化の一途を辿り食事を取ることもままならなくなり一人暮らしの継続が困難となったためその後、精神病院に入院することとなります。

もっときつかったのは双極性障害と診断されたときに処方されたジプレキサとデパケン、後はテグレトールです。これらの薬を服用した際は相当にきつかったです。服用していた際は体が鉛のように重く言うことを聞かずPCを使用するのに椅子に座ることすらきつく寝たきり状態でした。

そもそも診断された症状である抑うつにしろ双極性障害にしろベンゾの副作用で体調が悪化してそのように見えるだけなので薬を飲んでも効くわけがありません。これらの症状は薬の服用をやめることにより徐々に良くなっていきます。

そもそもの話ですがベンゾ系の向精神薬にしろ睡眠薬にしろ服用から短期間で依存が形成され服用をやめると強い離脱症状が出ることがアメリカでは古くから社会問題化しており、アメリカでベンゾの問題を最初に指摘したのは医師ではなくベンゾを服用している患者の方々です。

AMAZONプライムビデオでプリズンブレイクがあったので懐かしく思い見ていたのですが作中FBI捜査官であるマホーンに拘留された女性医師であるサラがマホーンの飲んでいた薬を問い詰める場面があります。そこでマホーンが飲んでいたのはベンゾジアゼピン系の向精神薬ですが、サラはマホーンにそれは依存性が極めて強い薬であること告げる場面があります。アメリカではドラマに使用されるほどベンゾ系の向精神薬が危険性の強い薬物であることが認知されていることが分かります。

ベンゾの問題は短期間の服用で依存性が強く形成され薬を辞めると強い離脱症状が出て辞めるに辞められない点につきますが、こればかりは数年ベンゾを服用した人間でなければそのつらさは分からないと思いますが、ベンゾを数年単位で服用した患者は辞めたくても辞めることすら難しいという状況下に追い込まれます。

日本ではさほど社会的に問題視されることも無く現在も漫然と処方されているようですが、当の精神科や心療内科の医師にはベンゾについての依存性や離脱症状についての認識を持ち合わせている方は管理人は精神科に7件ほどいき医師にその辺りの認識について伺ったことがありますが、分からないと答える方はまだマシなほうで大抵の方はベンゾに離脱症状は無いと断言されていますが、明らかに勉強不足というしかなく日本の精神科医のレベルに疑問符をつけざる終えません。


ベンゾ系の向精神薬の類を服用することで依存性と服用をやめる際に強烈な離脱症状が出る以上、仮に今後管理人が抑うつと診断されたとしても抗欝剤の成分がベンゾを使用している場合にはそもそも服用するという選択肢にすら入りません。向精神薬は薬の価格が高いものが多く飲んでも副作用がきつく効果に疑問符がつく。なにより薬を漫然と長期間服用した場合のベンゾの離脱症状は誇張抜きで半端ではなく、それこそ地獄の苦しみを味わいます。高いお金を払ってそのような体験がしたいという奇特な方は除くとして服用する意味が分かりません。抗欝剤の成分がベンゾを使用しない画期的な薬が開発され薬である以上ある程度の副作用が出るのはやむ終えませんが離脱症状がまったく無い薬の場合に限り始めて服用するという選択肢が出てきます。

ただ、ベンゾの離脱症状がきついというのはあくまでも長期間漫然と服用した際の話であり、一ヶ月や二ヶ月程度の服用であればそれほどやめることに困難がつきまとうというわけではなさそうです。サインバルタ、ジプレキサ、デパケンといった向精神薬を服用した期間はたしか一ヶ月から二ヶ月程度ですが、睡眠薬であるロヒプノールを7年服用し断薬をした際は非常にきつい思いをしましたが、前述した向精神薬を断薬した場合にはさほどの困難はありませんでした。



そもそもの話ですが抑うつは発症するに至り必ず原因があります。例えば仕事で過労死寸前の長時間労働を強いられている。そのような生活をしている過程で抑うつを発症した。果たしてこのように過労死寸前の方に抗欝剤を処方し服用したとして抑うつは改善するでしょうか?誰が考えても直る見込みはありません。この方に必要なのはまずは仕事を休職して心身ともに休む時間が必要です。ただ休息は緩やかな回復を促すでしょうが本質的な解決にはなりえません。

なぜなら抑うつが休職による休養で一時的に回復したとしても職場に戻り同じような過労死寸前の長時間労働をする生活に戻れば症状がぶり返すのは目に見えています。抑うつを発症したのは業務内容にしろ長時間労働にしろ本人のキャパシティーを大きく超えて心身ともに限界を超え心と体は見えない悲鳴を上げています。

抑うつというのは個人的に思うのは人間の脳を守るための防衛本能の一種ではないかと思います。これ以上耐えることができないなんらかの事象に遭遇した場合、まず脳の思考能力を大幅に低下させることにより外部からの情報を遮断する。何も考えることすらできないほど思考能力を低下させることにより、それ以上過度のストレスが加わることにより脳に復旧することができないほど致命的なダメージが加わることを防いでいるのではないか。

仮に過度のストレスが加わり続け防衛本能である抑うつを発症し脳の機能低下が働かない場合には恐らく心が壊れてしまうのではないかと。漫画ベルセルクで蝕の惨劇に耐えることができず心が完全に壊れてしまったキャスカのようになるのではないかと推測しますが、あのようになってしまうと自然治癒を期待することは難しそうです。人間の機能というのは非常に合理的にできているようですが、抑うつは脳の機能を一時的に大幅に低下させると共に体も言うことを聞かなくなるほどだるくなり睡眠を欲するようになりますが、それは心身ともに強制的に休息をさせ機能の回復を図っていると考えれば辻褄が合いますが、脳に致命的なトラブルが生じることを防ぎ心が完全に壊れてしまう前の最後の防衛本能であると考えればなんとなく納得できます。管理人の想像ですけどね。

このように考えたのには理由があり精神病院に入院した際に最初に閉鎖病棟というところに入りそこで症状を観察したうえで症状が軽い方は一般病棟というところに移ることになります。管理人が入院した病院は症状が軽い方も必ず閉鎖病棟に一度入ることになりますが、閉鎖病棟に入った瞬間驚きを隠せませんでした。というのも狭い空間には大勢の患者がひしめいており、そこでは患者の罵声が飛び交いそれを静止しようとする看護師との間で、いつ喧嘩を通り越し暴動が始まってもおかしくない状況でした。これは決して誇張しているわけではなく当時の管理人の率直な感想です。キャスカとは症状が異なりますが薬の所為なのか妙に攻撃性の高い方が多かったことは良く覚えています。話を聞けば入院して10年という方は珍しくなくあのような空間にいたら健康な方でも半年もいれば頭がおかしくなることは容易に想像できます。管理人は閉鎖病棟に入って3日で余りの環境の悪さに主治医に依頼して(泣きついて)一般病棟に移していただきました。


話は戻り本質的に解決を図るためには会社の規模によって配置換えが可能であれば部署を換え仕事内容をその方にとって無理の無いものに変える。これしかないと思います。ただ、その様な配慮を行うだけの余裕が会社に無い場合には実質的に退職するしか抑うつが直る術は無いと思います。

もちろん退職してもその後の生活に対する不安が残ります。当面の生活費は失業給付を受けることで可能だと思いますし、まだ年齢が若く独り身であれば健康さえ取り戻せば仕事はどうにでもなると思います。問題なのは結婚し家庭を持ち家をローンを組んで購入しているケースですが、奥さんも働いており世帯収入が家のローンと生活費を払っても十分にやっていくことができる場合は問題も無いと思われます。ただ年齢が35歳を超えている場合など、再就職に当たりよほどの能力がないと転職して同レベルの給与水準の会社に移ることは難しい場合も多くなると考えられますが家のローンを払い続けることができないため、最悪家を手放すことに繋がりますが、この場合には会社を辞めるに辞められないと思います。その場合抗欝剤を服用してでも今の会社にしがみつくしかないという方の心理も理解できますが、抗欝剤を服用しながら業務を行うことは難しいと思われ結局のところ退職する形になる気がします。

日本における労働環境、違法なサービス残業や長時間労働は誰が見ても異常と言うしかありませんが、慢性的に過労死ラインの長時間労働に従事していて心身ともに疲弊していれば抑うつを発症しないほうがむしろどうかしていると思いますが、仕事をする過程で発症する抑うつは個人の資質の問題だけでは片付けることはできません。

現状働いている社員が過労死で亡くなったとしても高々数十万円の罰金を払えばそれ以上はお咎め無しです。営利企業である以上、会社が利益を追求するのは当然ですが労働基準法に抵触しても現在のようにペナルティが低い場合法律はあってないようなものであり、ヨーロッパのように労働基準法違反に実刑を伴う刑罰を科すといった重いペナルティが無いと経営者は社員を死ぬまでこき使い死んだら罰金を払えばよいという感覚であるのかは分かりませんが、少なくとも仕事をする過程で抑うつを発症したり過労死をする問題は根本的に解決をすることは難しいと思います。

過労死というのは先進国では日本だけに見られる特有の問題だと思いますが、真面目で勤勉な日本人が100万人以上抑うつを発症している。もちろん抑うつの方がすべて仕事をする過程で発症したというわけではないと思いますが、現在の日本社会にうまく適応できないことから発症していることに変わりは無く歪な社会の所為でそれだけの人間が抑うつになっているという現状を政府も有権者も真剣に考え労働環境を含めすべての人間が健やかに生活を営めるように改善することをもう少し考えたほうが良いと思います。

仮に多額の借金などお金の問題で抑うつを発症したのであれば弁護士や司法書士に依頼し債務整理や最悪、自己破産すれば解決するだけの話と思いますが労働環境に起因している場合など本人の資質だけでは解決することが難しい問題の場合、一度発症した抑うつがよくなったり悪くなったりを繰り返すばかりで完治することは少ないであろうことは想像に難くありません。


向精神薬というのは面白いものでというと語弊がありますが、普通の方が飲んでも体が起き上がれないほどつらくなるなどきつい症状がでるだけであることは身をもって体験しましたが、統合失調症や癲癇、双極性障害などを抱えている方が服用するとかえって調子がよくなるようです。このような薬を服用しなければ日常生活を送ることすら困難を伴う方は自身が苦しむだけでなく第三者に対する他害行為に及ばないという保証も無く薬を服用しないという選択肢はないと思います。ただそのような障害のない方が仕事などで抑うつを発症したとしても向精神薬を服用するという選択をすることはベンゾを使用している以上個人的にはなりません。


動画ではakkoinkoloveさんが後任の医師の指導の下、ベンゾの減薬をすることとなり、薬を減らす中で正常な思考を取り戻していきますが、そうすると嫌でも自らが置かれたつらい現実を直視することとなります。「薬を飲んでいる間は嫌なことを忘れることができる。薬を戻して!」と訴えるakkoinkoloveさんに対して後任の医師は告げます。「向精神薬を麻薬のように使うのですか?」

医師がこのように発言したことには意味があり向精神薬というのは覚せい剤といった麻薬と薬の構造が酷似しているという話は聞いたことがあります。管理人が服用した向精神薬は頭や体が鉛のように重くなり言うことを効かなくなるだけでしたが、薬の種類によっては麻薬のような効果を得られるものがどうやらあるようです。ただ管理人も思い当たる節が無いわけではなく睡眠導入剤であるマイスリーを飲んでいたときにこの薬を飲むと妙に気分が良くなります。服用していたときの感覚を一言で言えば多幸感を感じることができ、言葉は悪いですがマイスリーを飲むと頭がふわふわしてハッピーな気持ちになり、完全に頭がイッテいる状態だったと思います。服用期間が長くなるにつれ不眠に効果がなくなっても、服用した際の多幸感が味わいたくて飲んでいた時期もありました。今、考えると怖いですね。麻薬及び向精神薬取締法という法律の名称が示すとおり向精神薬は麻薬を服用することと同義と考えたほうがよさそうです。



向精神薬の特徴として思考能力を著しく低下させることができますが、これは見方によってはメリットにもなりえます。例えば自殺を伴う自傷行為や第三者への殺人や障害など他害行為に及ぶ可能性が高い人間を強制的に措置入院させることを行政は行うことができますが措置入院をしなければならないほど一時的に精神的に不安定になっている場合は向精神薬を服用し一時的に思考能力を大幅に低下させ何も考えることすらできなくすると同時に外部からの情報をシャットアウトし心身の休息を図ることは必要だと思います。良い意味で現実逃避を図るということでしょうか。ベンゾの離脱症状がきついと入っても一ヶ月や二ヶ月程度の服用期間であれば断薬したとしても数年間服用した場合と比べれば離脱症状がそれほどきつい分けではないことは管理人も身をもって経験しています。よってやむおえずベンゾを服用する場合にはそれくらいの短期間の使用にとどめることが無難です。

ベンゾには危険なイメージがすっかり一部では定着していますが向精神薬が開発され幅広く使用されるようになるまでは統合失調症などの病気を抱える精神病の方が精神病院に実質的に強制的に入院させられ人生の半ばを病院の中で過ごしていたという事が日本を含め海外でも当たり前のようにあったようです。それは薬の服用無しでは他害行為を含め社会的に問題行動を行うことは少なからず起こっていたためですが、それが向精神薬の登場により薬を服用すれば健常者とまったく同じというわけではないものの最低限の日常生活を送るようになり生活の質を大きく向上させることに寄与しているのは間違いありません。

ベンゾは使い方によって毒にも薬にもなりえると思います。ベンゾはアトピー治療におけるステロイドと似た部分がありステロイドも一過性の症状には非常に高い効果を見せ有効ですが、アトピーの原因を取り除かない状態で長期間使用する場合には副腎の機能の低下は避けられず返って症状の悪化に繋がりかねませんが、その場合にはメリットよりもデメリットが勝るためステロイドは短期間での使用が原則だと思います。ステロイドが問題になっているのは医師が正しいステロイドについての理解をしていないことから漫然と長期に及び処方することが問題でありステロイドが悪いわけではなく医師の質の問題と思います。

ベンゾも短期間に限り服用する場合にはデメリットよりもメリットが勝る部分もあり、ベンゾに痛い目にあったのは間違いないですが、ベンゾが危険かどうかは医師が正しく患者の精神状態を把握し薬を適切に処方しているかどうか、必要が無いのに長期間漫然と処方していることが問題なのであってベンゾ自体が悪いわけではなくやはり医師の質の問題だと感じます。精神障害者の方々の多くは向精神薬無しでは日常生活を送ることすらできず時代が時代なら措置入院を余儀なくされ人生の大半を精神病院で過ごしてきたわけですが、それをを避けることができているのはベンゾの所為であることは紛れも無い事実です。この辺りの問題を混同してはいけないと思います。



先天的に精神に疾患を抱えている方にはベンゾは無論必要なものですが、今は健康な方も抑うつを発症しないという保障はどこにもありません。個人的には必ずしもベンゾは悪だとは思いませんし必要に応じて短期間の処方であればメリットが勝ると感じています。向精神薬を使用するかどうかは処方する医師が適切に薬を服用することに対するメリットとデメリットを正しく患者に説明していれば後は使用する患者の選択肢の問題というしかありません。巷では向精神薬を合法麻薬として使用する方も少なからずいらっしゃるようですが、向精神薬を実質的な麻薬の替わりに使用するかどうかはあくまでも患者のモラルの話に過ぎないと思います。

ただ、精神科や心療内科の医師が薬に対する正しい知識を持っているのか疑問符が残る、薬を使用するメリットとデメリットを適切に患者に説明していない、あわせて長期間漫然と処方するケースが多いからベンゾの問題が多発しているんですけどね。





関連記事
スポンサーサイト
  • Share