アトピーと水道水



世界的に見ても日本のアトピー患者の数というのは突出しているそうですが、戦前の日本ではアトピーの数というのは現在のように突出して高いというわけではなかったようです。

現在のようにアトピーの数が増えた時期というのは戦後、衛生状態が悪く伝染病への懸念からGHQの指示により水道水に塩素を入れるようになってから顕著になってきたというのはよく聞かれる話です。塩素を入れるようになった時期とアトピーの患者数が増えてきた時期が綺麗に合致するからです。

ただ管理人は30歳を過ぎたあたりでアトピーを発症した大人アトピーなんですが、それこそ子供の頃は浄水器などもなく蛇口をひねって出てくる水道水をそのまま飲んでいました。

入浴に使用する水も当然塩素除去などしていませんが、それでも10代、20代と過ごす中でアトピーを発症することはありませんでした。このような経緯があるので水道水に含まれる塩素がアトピーの全ての原因という見方については懐疑的です。アトピーの原因に占める割合の多くを水道水に含まれる塩素が原因だったとしたら子供の頃に発症していてもおかしくはないですが、そのようなことはありませんでした。

普段は市販されている安価なブリタの据え置き型の浄水器を使用して飲料水と調理用の水を賄っていますが、試しに一ヶ月ほどアトピーの症状がよくないときに浄水器を使用せずに水道水の水をそのまま飲んでみましたが、症状については変化はありませんでした。逆に症状が落ち着いているときに水道水をそのまま飲んでみても同じく変化はありませんでした。

ただ塩素にはタンパク質を破壊し腸の粘膜を痛め、腸内細菌における善玉菌を殺してしまうという作用があるようで、腸内環境という観点からあきらかに悪いのは確かなようです。

管理人的には水道水の塩素除去をしてもしなくても、症状にあまり優位な違いというものは認められませんでしたが、中には塩素に過敏に反応してアトピー症状の悪化を招くという方というのもいらっしゃると思いますので、原因を切り分ける意味で水道水の塩素を除去するというのはまっさきに実践したほうが良いとは思います。

現在はアトピーの症状も落ち着いておりステロイドも抗ヒスタミン薬も使用せず炎症も痒みも無い状態をキープできていますが、それでも浄水器は使用しています。

理由は前述したとおり塩素にはタンパク質を破壊する作用があるため、野菜などを洗うとき、米を研ぐとき、煮物を作るときに使用する調理用の水もふくめて浄水した水を使用していますが、本来100%摂取できる栄養素が、塩素の入った水道水を使用することで、タンパク質が破壊され栄養素が目減りしてしまうというのはつまらないと思うからです。野菜は安くはないのに塩素の入った水道水を使用して栄養素が損なわれるとか、つまらないですからね。

後、浄水器は塩素以外にも様々な物質を除去しています。現在使用しているブリタの浄水器は12品目除去できますが、塩素以外ですと溶解性鉛、総トリハロメタン、2-MIB(かび臭)、CAT(農薬) 、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、1.1.1-トリクロロエタン、クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムといったところです。

個人的には水道水に含まれる塩素よりもこのあたりの農薬や化学物質のほうがよっぽど怖い気がします。これらが体内に蓄積しどのようにアトピーに影響をおよぼすのかわからないからです。

海外では日本よりも水道水に使用する塩素の量というのは非常に少ないと聞きますがその理由は海外では地下水を組み上げて水道水として使用しているようですが、日本では河川から水を取り入れて浄水場で濾過しているそうです。河川の汚染が激しいため塩素を入れる量は海外のように下げることは難しいのだそうです。

地下水を汲み上げて使用するミネラルウォーターやミネラルウォーターを使用したウォーターサーバ等もあります。これらを使用している方も多くいらっしゃると思います。

地下水を使用したミネラルウォーターのほうが河川の水に比べると汚染の度合いも低いと思いますので比較的に安全かとは思いますが、個人的には安価で普及している浄水器で十分かと思います。現在使用しているブリタの浄水器は安くても濾過した後の水は割と美味しく飲めるので特に不満もないです。安価な浄水器でもアトピーは抑えられており症状はでていません。

どちらかといえば飲料水よりも入浴に使用する水道水のほうに気を配っています。塩素除去していない水道水をそのままシャワーを浴びたり入浴した場合、入浴後肌が乾燥しているため乾燥から来るかゆみが酷く保湿が必須でしたが、塩素除去してあげると肌の乾燥は劇的に抑えられます。頭皮の乾燥も抑えられ髪も非常にしっとりしてきます。塩素が肌に悪いのは間違いありません。

一時期はシャワーヘッドを塩素除去できるタイプを使用していましたが現在は使用していません。コスト的な負担が馬鹿にならないからです。

入浴はシャワーを使用せずに浴槽にお湯を張りアスコルビン酸を投与して塩素を中和しています。頭を洗うときもシャワーは使用せず浴槽のお湯を手桶で頭に掛けています。アスコルビン酸はAMAZONで安いものは1kg1500円ほどで購入できますが、付属の小さなサジ一杯で十分に中和できるためコスパは抜群に良いです。

個人的には飲料水を塩素を除去せずに使用したとしても劇的にアトピーが悪化するということもないので、塩素入りの水道水を飲むことがアトピーの症状を劇的に悪くする要因とは正直思えないです。少なくともアトピーの原因として塩素が主な原因であるから塩素を除去すればアトピーが劇的に改善するという見方には懐疑的です。

ただ水道水に含まれる塩素がアトピーの症状に大きく関係しているかどうかは個人差が非常に大きいと思われます。問題ない人は問題ないけど、微量の塩素にすら反応し症状の悪化を引き起こす場合も考えられます。反応する物質は百人いたらそれこそ百通り存在するほど様々だと思いますので。それがアトピー治療の難しさでもあります。

住んでいる地域の河川の汚染度、浄水場からの距離、浄水場の処理能力によって塩素の濃度、残留する農薬や化学物質の量は大きく変わるようですし地域差も大きいと思います。また一戸建てならまだしも高層マンション等は例外なく貯水槽を設置していることから水道水の塩素濃度は高くなる傾向にあるようですので、このような場合には塩素の影響は無視できないかもしれません。

仮に水道水を濾過せずに飲んでいてアトピーの症状が悪い場合、浄水器を使用して症状に改善は見られるか、改善しない場合ミネラルウォーターを使用してどうかなど消去法的に確認を図るのもよいと思いますが、個人的には高価な浄水器もミネラルウォーターも必要なく安価な浄水器で十分だと思います。

少なくとも塩素を除去するだけであれば高価な浄水器を導入せずとも水をくんだ後アスコルビン酸を投与して塩素を中和すれば良いだけです。浄水器で濾過するよりも確実に塩素を中和して無害化できます。

なにより毎日使用する飲料水、調理用の水をすべてミネラルウォーターに代替するのはコスト的に大変ですし、費用に見合うだけの効果は恐らく期待できません。高価な浄水器やミネラルウォーターを使用するよりも腸内環境を改善するほうが間違いなくアトピーに対しては効果は高いです。

前述したように水道水には塩素だけではなくアトピーにどのように悪影響を与えるか分からない農薬や化学物質が多く残留しているようですので、それらを除去する意味で浄水器で濾過してあげることは良いと思います。水道水とか臭いしまずいしでそのまま飲んでいる方は少数だと思いますけどね。





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