in GTA5 MOD
GTA5 戦闘機MOD F-14D Super Tomcat導入編
GTA5における戦闘機を既存の戦闘機P-996 レーザーと入れ替えることができるMODの導入方法について、記事にしたいと思います。なお、MODの導入方法については「Add-On」という方式と「Replace」という形式があります。Replace形式のほうが比較的に簡単に導入することが出来ますので、今回はReplace形式での導入方法について書いてみます。
実車MODのファイルのダウンロードはgta5-mods.comというサイトが種類が豊富に揃っているので、今回はここからダウンロードして導入してみます。

今回導入してみるのはGrumman F-14D Super Tomcatです。
ダウンロード
このgta5-mods.comで車を探すと車名の後ろにAdd-OnであるとかReplaceと言った記載があります。この中でReplaceと記載のあるMODについて今回の記事で導入可能となります。もしくはAdd-On、Replaceの表記がないものも大抵同じやり方で導入可能です。
まずはファイルをダウンロードしたうえで解凍します。基本的には解凍したファイルの中にREADME.txtが入っているので、このファイルを開きます。その中を見てみると、何処何処のファイルを上書きしてくださいと記述されているので、その指示に従って導入をしていきます。
事前準備
またMODファイルの導入にはOpen IVが必須です。まだインストールされていない場合は以下のリンクからダウンロード後導入します。
openiv.comダウンロード
gta5-mods.comダウンロード
GTA5のインストールフォルダ(Rockstar版のデフォルトはC:\Program Files\Rockstar Games\Grand Theft Auto V)に「mods」フォルダを新規で作成し以下のファイルやフォルダをコピーします。(切り取りではなくコピーです。)
・「updateフォルダ」
・「x64フォダ」
・「common.rpf」
・「x64a.rpfからx64w.rp」までのファイルをすべて
※上記ファイルを削除してしまう、「mods」フォルダに切り取りで移動するなどファイル操作をミスってしまい規定のGTA5のインストールフォルダに上記のファイルが足りない場合起動する度にアップデートが発生してしまいます。この作業はくれぐれも慎重に行ってください。
ScriptHookVのダウンロード
車のスポーンのほか、プレーヤーの無敵、車の無敵、車の修理、天気の変更、時間の変更等多彩な機能をもつツールです。
このMODの導入が必要となるものも多いためインストールは必須です。
※またこのMODを導入しないと実車MODも含めMODは動作しないようです。GTA5は定期的にオンラインのアップデートが発生しますが、アップデートするとScriptHookVがGTA5の最新ヴァージョンに対応できないため対応済みのScriptHookVがアップデートされるまではMODは動作しません。比較的にScriptHookVの更新は対応が早いです。更新されたものがアップされるまで定期的にScriptHookVのサイトを確認して更新されていたら最新のものをダウンロードして再度GTA5フォルダにコピーします。
ダウンロード
インストールはbinフォルダの中の「ScriptHookV.dll」、「dinput8.dll」、「NativeTrainer.asi」をGTA5のインストールフォルダにコピーします。
Enhanced Native Trainerのダウンロード
車を自由にスポーンする際、車のカテゴリ別に選択できるなど非常に便利なツールです。導入することを推奨します。
ダウンロード
インストール方法はGTA5のインストールフォルダに「EnhancedNativeTrainer.asi」と「ent-config.xml」をコピーします。
Simple Trainer for GTA Vのダウンロード
このツールは車もしくは飛行機等のドア、トランク、ボンネット等の開閉を行うことが出来ます。このF14MODは主翼が実機さながらに可変することが可能ですが、スポーン直後は主翼が全開になっており、飛行するとき等少々邪魔なため主翼を折りたたむためにこのツールを使います。必須ではありませんが導入推奨です。
ダウンロード
まずはOpen IVを起動します。

ここではGrand Theft Auto Vの下にWINDOWS、XBOX360、PS3とボタンがありますが、WINDOWSを選択します。

Open IVが起動したら「tools」から「Asi Manager」を起動します。

ここでは、「ASI Loader」、「OpenⅣ.ASI」のインストールを行います。Installボタンを押してインストールを完了します。

ここでダウンロードしたファイルの中を確認してREADME.txtをチェックします。中を見るとReplace形式の場合は以下のパスのファイルを上書きしてくださいと記載されているため、まずは該当するファイルを階層を辿って探します。今回は以下のパスを辿りファイルを上書きします。稀にREADME.txtが入っていないものもありますが、その場合ダウンロードページのMODの詳細の部分に Replace先のパスが記述されています。※ない場合もあります。
※基本的なことですが以下の作業を行う場合にファイルを上書きする場合「mods」フォルダの中のファイルを編集します。「gta5.exe」のあるルートフォルダの中のファイルは決して編集、変更しないように注意願います。仮に編集した場合GTA5起動時に自動的にアップデートが掛かり変更箇所をオリジナルに戻されてしまいます。
mods/Update/x64/dlcpacks/patchday3ng/dlc.rpf/x64/levels/gta5/vehicles.rpf
使い方ですが、OpenⅣの画面右側を見ると「mods」、「update」、「x64」等とフォルダが並んでいるので上記のパスに従って一つづつファイルやフォルダをクリックして階層を辿っていきます。

今度は解凍したファイルを開くと「vehicle files」フォルダがあるので開きます。「xxx.yft」と並んでいるウインドウの上でアルファベットの「L」を押すと検索対象が順番にアクティブになります。
中には「lazer.yft」、「lazer.ytd」、「lazer_hi.yft」というファイルが並んでいます。この3つのファイルが上書きするMODのデータになっています。lazerというのが戦闘機の名前です。今回はこのlazerという戦闘機のモデリングとテクスチャーデータを新しいファイルで上書きします。
※GTA5のVerUPにより3つない場合もあります。
OpenⅣに戻りますが、右側にファイルが並んでいますがlazerというファイルがならんでいるのでスクロールして探します。ファイルが有ることを確認したら、まずはOpenⅣを「Edit Mode」をクリック、編集モードにしてファイルを上書きできるようにします。警告が出るので「はい」を押します。これでファイルを上書きすることができるようになりました。上書きの仕方ですが、「Edit Mode」ボタンのしたに「+」ボタンがあります。これをクリックします。

README.TXTを見ると「lazer.yft」、「lazer.ytd」、「lazer_hi.yft」のファイルを先ずは削除するように指示しています。これに従い3つのファイルを削除します。削除の仕方は3つのファイルを「Shift」キーを押しながら選択し右クリックをしてメニューの中の「DELETE」を選択して削除します。
ここで上書きするファイルを指定します。「vehicle files」フォルダの中に「lazer.yft」、「lazer.ytd」、「lazer_hi.yft」とあるので、すべて選択した上で開くボタンを押します。基本的には今回ではlazerというのが戦闘機の名前ですが、この名称がついているファイルで拡張子に「yft」、「ytd」、「_hi.yft」がついているものをすべて選択します。
※GTA5のVerUPにより3つない場合もありますが、表示されていないファイルはコピー対象から外します。

「「lazer.yft」のファイルをダブルクリックするとこのように戦闘機のモデリングが表示されます。該当する戦闘機のデータが変更前から変更後の車のデータに変わったら導入は成功です。前後しますが、すでに別のMODを導入してファイルを上書きしている場合、該当するxx.ytf等のファイルは削除してから上書きすることを推奨します。
基本的にはReplace形式の場合、これでMODの導入は完了です。今回は合わせてMETAファイルの修正を必要としますので、続けて修正作業を行っていきます。
README.txtを参照するとvehicles.metaファイルは次のパスにあります。
mods/update/update.rpf/common/data/levels/gta5/vehicle.meta

vehicles.metaファイルを抜き出し保存します。vehicles.metaを右クリックしてメニューの中にある「Extract」を押し、デスクトップなどわかり易い場所に新規でフォルダを作成した上で保存します。拡張子METAファイルはメモ帳等で開くことが出来ますが、関連付けがされていない場合、適宜メモ帳等で開くように設定した上で開きます。
README.txtに戻ります。READMEを見るとMETAファイルの中の以下の項目を上書きするように指示しています。抜き出したMETAファイルですがこの中には各種車のデータが並んでいます。その中の「lazer」戦闘機の部分をREADMEに従って編集し上書きしてあげます。各車の項目は「<Item>」から「<Item>」で区切られております。よってREADMEで指定された車の部分を指定された内容に変更上書きしてあげます。
抜き出したvehicles.metaファイルをメモ帳などで開き、 「<modelName>lazer」で検索します。該当項目が見つかったら
以下の「<Item> <modelName>lazer」から「</firstPersonDrivebyData><Item>」までの部分をREADMEで指定された内容でコピーして上書きします。作業が終わったら保存して閉じます。
※記事では便宜上「<」を全角で入力しておりますが文字列をコピペする際に「<」は全角ではなく半角にしないと検索しても見つかりません。
<Item>
<modelName>lazer
<txdName>lazer
<handlingId>LAZER
<gameName>LAZER
中略
<pOverrideRagdollThreshold type="NULL" />
<firstPersonDrivebyData>
<Item>STD_FRONT_LEFT
</firstPersonDrivebyData>
</Item>

今度はOpenⅣに戻り編集した「vehicles.meta」ファイルを上書きします。
「EDITMODE」の下の「+」ボタンを押してファイルを指定し上書きしていきます。
※ファイルの追加はドラッグ&ドロップでも可能です。ファイルの上書き時に警告表示が出ないので、編集作業でミスしてGTA5起動時に強制終了する場合には「vehicles.meta」を削除、それから「vehicles.meta」のコピーという形でやるほうがわかりやすいと思います。
また念のため「vehicles.meta」ファイルはエクスポート時に「vehicles.meta-backup」とでもリネームしておきバックアップしておくと編集にミスしてGTA5が正常起動しなくなった場合に便利です。
vehicles.meta
パス
mods/update/update.rpf/common/data/levels/gta5/vehicle.meta
バックアップを取っていない状態で編集にミスしてGTA5が起動時に強制終了する場合には以下のパスから「vehicles.meta」を抽出します。
マスター
/update/update.rpf/common/data/levels/gta5/vehicle.meta
これで作業は完了です。後はGTA5を起動して戦闘機が導入したMODのデータ通りになっていれば成功です。
後、MODの導入をしてみてちょっとイメージと異なるなどの理由で別のMODを導入した場合、テクスチャデータの表示がおかしい、ゲームが不安定になって落ちる等の現象を確認しています。その場合該当するファイルの「yft」、「ytd」、「_hi.yft」の拡張子の付いている車等のデータを削除してから上書きを行ってみてください。削除はファイルを選択して右クリックして「DELETE」で削除できます。

GTA5を起動し、ScriptHookVもしくはEnhanced Native Trainerを使って実際に導入したMODの車が正常に導入できていることを確認します。ScriptHookVを起動するのはF4キー、Enhanced Native Trainerを起動するのはデフォルトではF6キーになっています。F6を押し、ツールを起動します。終了するのも同じキーです。
仮にEnhanced Native Trainerとほかのツールの設定キーが被っている場合に変更する場合は「ent-config.xml」をメモ帳などで開き14行目の「key function="toggle_main_menu" value="VK_F4"」の「"VK_F4"」を「"VK_F6"」などに変更することで設定キーを変更できます。
Enhanced Native Trainerのほうが車や飛行機のスポーンについては使いやすいため、こちらで説明しますが車の出し方は「Vehicles」→「Vehicle Spawner」→「Plane」→「P-996 Lazer」の順にメニューを移動します。メニューの移動の仕方はテンキーで操作します。
この操作方法はScriptHookV、Enhanced Native Trainer、Simple Trainer全て同様です。
上 (8)
下 (2)
右 (6)
左 (4)
決定(5)
戻る (0)
車などのカテゴリ別に別れているので探しやすいのが特徴ですが、その車がスポーツカーなのかクーペなのかジャンルを覚えないといけないので探しづらいこともあります。その場合「EnterNameManually」という項目を選択すると車名を直接入力することが出来ます。ここでLazer」と入力して「Enter」キーを押すと飛行機をスポーン出来ます。

MODの導入に成功した場合このようにLazer戦闘機がF14戦闘機に変更されます。何もでない場合入力した名称が違っていると思われます。
これはトレバーの所有する飛行場の格納庫ですが、このままですと主翼が全開のため飛行機が格納庫に引っかかりうまく出すことが出来ません。このような場合にSimple Trainerを使用します。


Simple Trainerの起動はデフォルトではF3キー、終了はF4キーです。メニューの操作していきます。ただデフォルトだと録画などのキー配列と被るため事前にキーの配列を変更しておく必要があります。もしくは以下のtrainerv.iniファイルを開くとSimple Trainerのキーの配列を確認、変更できます。[KeyBindings]のEnter Menuがメニューを開く際のキーの割り当て。Hide Menuがメニューを閉じるときの配列です。
C:\Program Files\Rockstar Games\Grand Theft Auto V(規定値)\trainerv.ini
[KeyBindings]
MenuKey=114 //Enter Menu, Default F3
HideMenuKey=115 //Hide Menu, Default F4
デフォルトではSimple TrainerのHide Menuのキー割り当てがF4とScriptHookVのEnter MenuのF4と被っています。trainerv.iniファイルを開きキーの配列を変更するか、またはScriptHookVを開く際はF3を押してからF4を押すとSimple Trainerを開いてからScriptHookVを開くと同時にSimple Trainerで閉じます。
「vehicle Option」から「vehicle doors and windows menu」を開きます。このメニューの中の「open left rear door」と「open right rear door」を選択することで主翼を折りたたむことが出来ます。これで綺麗に格納庫から出せますし飛んでいるときに障害物に引っかかりにくくなります。

モデリング、テクスチャーともによく出来ており、なかなか格好良いですね。このような形でどんどん実車MODを導入してGTA5を楽しみたいですね。
※なおオフラインではMODの使用を開発から容認されているようですがオンラインでMODを使用する行為はBANの対象になります。オンラインでプレイする場合、OpenⅣを起動してASI Managerから「ASI Loader」、「OpenⅣ.ASI」を一時的にアンインストールしておきます。この2つを読み込まないことでMODを読み込まずにヴァニラで起動することが出来ます。
またGTA5ではオンラインのアップデートを定期的に行っておりますが追加された機体や車などのデータはGTA5のアップデートにより「update」フォルダに追加されます。それによりインストールフォルダのマスターの「update」フォルダとmodsフォルダ内の「update」とでファイルの構成が異なる場合に整合性が取れない場合GTA5を起動後、大抵LOAD中に強制終了します。
MODによっては「update」フォルダで管理されている都合上アップデート移行でGTA5が起動時に強制終了する現象が出た場合には以下のupdateフォルダをmodsフォルダにコピーしたうえで該当するMODを再導入します。
コピー元
C:\Program Files\Rockstar Games\Grand Theft Auto V\update(規定値)
コピー先
C:\Program Files\Rockstar Games\Grand Theft Auto V\mods\update(規定値)
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