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ウォーキングデッドにおけるクロスボウは果たして本当に実用に耐えるのか?

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ウォーキングデッド



海外ドラマ、ウォーキングデッドではダリルがゾンビ相手にクロスボウを使用していますが、作中ではゾンビ目掛けて狙撃し頭部を矢で射抜く場面というものが散見されます。管理人もこのドラマの影響でクロスボウに興味を持ち海外から個人輸入で取り寄せてコンパウンドクロスボウ2本、リカーブクロスボウ1本の計3本所有しています。実際にクロスボウを手にし、射撃してみて感じたことを含め現実世界でゾンビが大量発生するパンデミックが発生したと仮定しそのような状況下で果たしてウォーキングデッドの世界同様にクロスボウはゾンビ相手に実用に耐えるものなのかというものを簡単に検証してみたいと思います。

ここでいう実用に耐えるとは実際の射撃の精度、威力。弦やリムの耐久性、メンテナンスを含め、パンデミック発生下で総合的に使えるレベルなのかということを検証してみたいと思います。





まず第一条件としてメンテンス性。

まずドラマ上ではクロスボウのメンテナンスをしているところを見たことがありませんが、ここでいうメンテナンスは主に弦とレールに塗布するワックスになります。もちろん一話45分程度という尺のなかでカットしているだけで実際には行われているのかもしれません。

クロスボウは矢の発射時に弦がレールにこすれるためクロスボウの物理的な構造上、摩擦抵抗を減らすために専用のワックスを弦とレールに塗布する必要があります。レールというのはクロスボウ用の矢であるボルトをクロスボウにセットする部位になります。レールにセットされたボルトはトリガーを引くことで弦に押し出され前方に射出されます。

また弦は特にクロスボウ本体とボルトの発射時に物理的に接触する箇所は強固に補強されています。仮にワックスを塗布しない場合どうなるかといえば弦の補強部分が発射のたびに摩擦により擦れ徐々に削られていきます。補強部分がだめになると弦本体がレールに擦れ摩擦により弦が強度を失い最終的に弦が切れることになります。

可能な限り弦の寿命を延ばすためには、定期的なレールないし弦に対するワックスの塗布が必須になる事はいうまでもありません。このワックスはできれば専用のものが望ましいのですが一般的に使用されているリップクリームでも代用できますし管理人も専用のワックスが届くまで実際にリップクリームを使用しており、特に問題ないことは確認済みですがワックスの粘度が専用のものに比べると低いためこまめに塗布しなおしてあげる必要が出てくるため、やはり専用のワックスが望ましいです。

ウォーキング・デッドの世界では都市機能は停止していると思われるため当然各種発電所は機能を失い電気やガス、水道といったインフラは機能不全と化しており工場も生産は停止していると思われます。その前に国民の大半がゾンビ化していると思われるため(仮に工場が稼動できる状態であっても労働者も例外なく感染し軒並みゾンビ化していますね。)感染を免れたわずかな人間はゾンビのおやつになるかリック達同様に都市を離れ郊外に逃走していると思われます。

そのため前提条件として必要な物資はすでに生産されたものに限られるという条件があります。新たに生産されなければ物資は消耗する一方のため手持ちのワックスを含めた物資が枯渇した場合には民家や店にいって物資を調達する必要があります。近場で見つからなければ、拠点から遠く離れた場所に求める必要が出てきます。

また早い段階でボウプレスを入手しないと肝心の弦交換を行う事すらままなりません。ボウプレスというのはダリルの使用しているクロスボウのリムの両端に滑車の付いているタイプのコンパウンドタイプのクロスボウで弦交換をする際に必要な器具ですが弓道で使う和弓のように手で弦を外すことはできません。クロスボウを器具に固定しリムに圧力をかけて弦を緩め弦の交換をするため際に必須となります。

前述したようにクロスボウを運用する際に日頃のメンテナンスの一環として専用のワックスを塗布する作業というのは必須となりますが仮にワックスを塗布していたとしてもクロスボウにしても和弓でもなんでもそうですが弦というものは消耗品であり使用している限り徐々に強度が低下しいつかは切れることになります。

野山を彷徨いゾンビを避けながら狩りをして飢えをみたしながら動物の皮脂をワックスとして使用することができれば十分にワックスの代用にする事が可能だと考えられますがそれをするくらいならドラッグストアでリップクリームを調達したほうが早そうです。ただしウォーカーに遭遇する危険性は高まりますが。

ボウプレスは割りと大型であり重量もあります。車で移動する際に常に車に積んでおくのは無駄というしかないので拠点となる場所さえ確保してボウプレスは拠点に置いておく。交換用の弦さえ大量に確保すればメンテナンスの問題は解消されそうです。ただ拠点を確保できていない段階で車や徒歩で長期間の移動中に弦が切れてしまうトラブルが発生する可能性も否定できません。
銃に比べるとその点は大きく劣ることは否めません。

または弦が切れたら新たに別のクロスボウを入手したほうが早いかもしれません。アメリカではライフル等での鹿撃ちといったハンティングは人気のあるジャンルですがクロスボウを使用したハンティングも人口は銃に比べると大きく落ちるようですが行われているようです。アメリカ人の22%弱は銃を所持しそのうちの25%は5丁以上の銃を所持していると言った話も聞こえてくるためパンデミック発生以降アメリカで民家を数件物色すれば銃の2、3丁出てきても不思議はないですがクロスボウは趣味の域を出ないため、さすがのアメリカでもクロスボウが民家からごろごろ出てくるということはなさそうです。

民家を物色していてクロスボウが見つかったらラッキーと言った具合でしょうか。ピンポイントでクロスボウがほしければ大型のショッピングモールに行ったほうが早そうです。銃同様にクロスボウも普通に販売しているようですので。ただしモールを埋め尽くさんばかりの大量のウォーカーに遭遇する危険性がありますので、その危険を冒してまでクロスボウにこだわる理由があるのかどうか・・・

仮にパンデミックが日本で発生した場合に日本のクロスボウ人口でクロスボウの入手が容易かは定かではありませんが。(おそらく絶望的だと思います)










ダリルのクロスボウ情報

Horton Scout HD 125 Crossbow

ダリルの使用しているクロスボウですがシーズン3の初期のころまではHorton Scout HD 125 Crossbowというものをおそらく使用していたと思われます。ドローウェイト125ポンド、250FPSだそうです。管理人の使用しているものが150ポンド、320FPSですので意外とと軽量級だと思われます。







Stryker Strykezone 380




クロスボウの参考動画張っておきます。




以下公式HPです。クロスボウのスペックなどは以下の公式HPで確認してみてください。(クロスボウは割りとモデルチェンジが早いため廃盤となるのも早いです)

strykerxbow公式サイト



改めて最近ウォーキングデッドを見直してみたところシーズン3の初期にはまだHorton Scout HD 125 Crossbowというものを使用していたのを確認していますが、Stryker Strykezone 380 Crossbow(おそらくこのクロスボウかと思います)という現在使用しているクロスボウにいつのまにか移行しています。

おそらくですがシーズン3の12話でウッドベリーの総督と対立し対決するために武器、弾薬の不足を痛感したリックが武器を調達するために故郷の町に戻りますがその際モーガンと再会することとなります。紆余曲折を経てモーガンと別れた後モーガンの溜め込んでいた武器や弾薬を一部回収していますが、リックたちが車に武器を積み込む際にミショーンがこのStryker Strykezone 380 Crossbowを背中に背負っている場面を確認しています。

モーガンは近辺から銃器や弾薬を回収していたようですが、それらと一緒にこのクロスボウを近辺から入手し部屋に保管していたと思われます。シーズン3の12話ではクロスボウの一部しか見えませんが、恐らくこれ以降で切り替わったと思われます。またシーズン3の13話では総督とリックが和平交渉のために話し合いの場を設けますが開幕と同時にリックとダリルが立会い場所の近辺の哨戒を行っている場面が描かれています。

このときダリルがクロスボウを構えている場面が散見されますがこの時点でStryker Strykezone 380 Crossbowを持っていることがクロスボウのリム部分のロゴからも確認できます。







クロスボウの連続射撃、接近戦の是非

最初に説明しておきたいのですが主に海外で廉価で普及しているドローウェイト150ポンドのクロスボウというのはおよそ68kgほどになりますが、日本人の平均的な体格の成人男性の場合でクロスボウを素手で弦を引くことができる方は1割に満たないという話を聞きます。通常はコッキングロープというものを使用してテコの原理を利用して弦をロックするまで引くことになります。それくらい弦にかかる力は相当に強くそこから放たれるボルトの威力は一般的な弓とは比較にならないことを意味しています。

管理人もコンパウンドタイプのクロスボウを素手で引けるか試しましたが弦をロックするまで引くことができませんでした。リカーブタイプの150ポンドなら何とか弦をロックするまで引ききることができました。海外のクロスボウ関連の動画を見る限り150ポンド程度ののコンパウンドクロスボウでも男性が軽々と素手で引いていたので体格の違いはやはり大きいように感じます。ただ1回、2回なら弦を素手でかけることは可能でも丸一日射撃のたびに素手で弦を引き続けるというのは筋力もそうですが体力も相当に必要と思われます。体格が小柄で筋力と体力が劣る方がクロスボウを連続して使用するような運用は難しいと思われます。

話は戻りますがパンデミックが発生した場合に弦を素手で引くことができる程度の筋力を有していると仮定して話を進めます。ダリルが初期に使用していた125ポンド程度のものであれば素手で引くことは成人男性であれば比較的に容易かと思われます。

私見ですが弦を引き矢を撃つ。再度弦を引き矢を撃つ・・・という動作は、ウォーカーとの距離にもよると思われますが、よほど安全な拠点から一方的に狙撃するのでなければ難しいと思われます。ダリルがドラマでよく行っているようなクロスボウを構えながら民家に侵入してウォーカーを確認しだい瞬時にウォーカーの頭部に狙いを定めウォーカーの脳天を射抜く。すばやく弦を引き第二撃に備える。これ簡単なようで実際に行う場合にはかなりの錬度と筋力と合わせて体力を必要とすると思われます。

また一番難しいと思われるの狭い家屋の屋内でウォーカーを視認した瞬間にウォーカーの頭部に正確に照準を合わせ射撃する。この一連の行為をウォーカーとの距離により1秒ないし長くても2秒程度で行う必要がある点。もちろん外した場合には第二撃に備える必要がありますが弦を素手で引いている間にもウォーカーは容赦なく距離を詰めて迫ってきます。ウォーカーが複数体いる場合にはさらに難易度は上がりますがパニックにならずに平常心をキープすることは難しいと思われます。

またクロスボウは威力の低い廉価なものを除くとコンパウンドクロスボウはそれなりに重量があります。管理人の所有する150ポンドのコンパウンドクロスボウはクロスボウ単体で4kg近く重量がありスコープを装着しているため4.5kgほどあります。その重量を支えつつ正確にウォーカーの頭部に短時間で照準を合わせて射撃するというのは筋力的にも厳しいです。

このような状況下で正確かつ短時間にクロスボウの照準をウォーカーの頭部に定め射撃するというプロセスを連続して行う必要がありますが、これを一般人が行うこと即ち死を意味しています。正直言って難易度が高すぎます。これを易々とやってのけるダリルはクロスボウの達人というしかないです。(そこをやってのけるからこそ格好良いんですけどね)

ウォーカーの数が多くさらに距離が近い場合、まず弦を引きなおすという行為が自殺行為に近いため、クロスボウを射撃直後にウォーカーに接近された場合素直にクロスボウの銃床で殴るかナイフに持ち替えてナイフで突き刺すほうが無難と思われます。

またクロスボウの銃床の素材といっても色々あります。アルミ製、強化プラスチック、木製、グラスファイバー等々、このなかでグラスファイバー製だと廉価なクロスボウによっては軽量化のために中が空洞だったりしますが肉抜きされすぎて強度が不足してるタイプだと、銃庄が耐えられず破損するなんてことにもなりそうです。そもそもの話、クロスボウのストックは実銃のように鈍器代わりに敵兵を殴りつける目的で設計さているわけでもないと思われます。

管理人の所有するコンパウンドクロスボウの一つはストックがグラスファイバーですが、中抜きされていて強度が不足しているおり銃庄で殴るといった使い方は難しそうです。廉価のリカーブでよく見られるようなアルミバレルのウッドストック仕様を一本持っていますが、こちらは強度的に問題なさそうなので、銃庄で殴りつけると言った使い方は割と使えると思います。ストックの素材次第ではクロスボウで撃つ、銃庄で殴ると言ったコンボは十分にいけそうです。

ここまで書いてきて思ったのは、やはり無数のウォーカーの集団に対してでいえば、また狭い屋内での使用に関して言えばクロスボウは立ち居地としては微妙といわざるおえません。ですが隠密行動ないし安全な拠点からの一方的な射撃、ウォーカーと距離が離れている場合に安全に狙うことができる等、ゾンビの数が少数の場合に限ればシチュエーション次第では真価を発揮するのは間違いないと思います。

ストックの強度次第ですが、撃つ、銃庄で殴るのコンボはクロスボウならではの利点かと思われます。ただストックに実銃のような強度があるとは思えないため長期間そのような運用をする場合にはクロスボウの破損は免れないのではないかと思います。銃床で殴る場合には壊れてもよいという認識を持ちつつ緊急避難的に使用する場合には悪くないと思います。







射撃の精度

これについては文句はないと思います。クロスボウの最大の利点は素手では引くことすらできない強力な弓の威力を、まったくクロスボウを触ったことがない錬度ゼロの素人が短時間の訓練において狙った目標を正確に狙撃することができることが最大の魅力であることは言うまでもありません。

また作中ではクロスボウにドットサイトを装着して使用しておりますが、近距離戦主体であれば非常に有用だと思います。クロスボウのアイアンサイトというのは、短時間で目標に対してAIMを定め発射するという工程が思いのほか難しい印象ですがドットサイトを使用することで短時間でAIMを定める作業の難易度を劇的に下げることが可能と思われます。

ただ距離がさらに離れ25m程度離れれば人間の頭サイズでもアイアンサイトないしドットサイトだと正確にウォーカーの頭部を狙うのは難しいと思われます。その場合には4倍ないし8倍スコープを使用することでウォーカーの頭部を正確に捉え狙撃することも容易となります。耐久性は期待できないと思われますが電動ガン用として一般的に販売されているスコープをクロスボウに装着していますがクロスボウの射撃時の衝撃でもスコープの照準が大きく狂うと言ったトラブルは確認していません。製品によると思いますが意外と使えると思います。使用する距離によりドットサイトとスコープを使い分けることでクロスボウの射撃精度をさらに高めることが可能と思います。




威力

150ポンドで計算上質量30gの矢を使用して320FPSだと140Jを超える威力が簡単に出せる武器は実銃以外では、ほかに考え付きません。クロスボウの利点は素手で引くことが出来ない重い弦を保持しつつ正確に目標に対して照準をあわせ続けることが容易にできる点です。これにより素手では引くことの出来ない強力な威力を撃ちだすことが出来ます。

ただ成人男性の頭蓋骨の強度は同じ厚みのコンクリートの三倍はあるそうです。150ポンド計算で140J程度だと作中のように成人男性の頭蓋骨は撃ち抜けないとは思われます。まして初期のダリルの使用していたクロスボウは125ポンド程度。なおかつ人間の頭部は丸みを帯びているので仮に頭部にクロスボウから発射されたボルトがあたったとしても綺麗に威力が伝わらず減衰しそれ以下の威力になると思われます。そのことを考慮すれば現実世界で人間の頭部に対して射撃しても頭蓋骨を貫通して脳を破壊することは・・・難しいのではないでしょうか。

ただ海外ではヒグマをクロスボウでハンティングする狩猟も行われておりますがその際に使用するのは実に200ポンド、400FPSオーバーの重量級のクロスボウが使用されています。このようなクロスボウから発射されたボルトはヒグマの分厚い皮下脂肪を貫き失血死させることが可能なようです。使用するクロスボウがさらに強力なものであれば話は変わってくると思います。

ただウォーキングデッドの世界ではウォーカーの頭部は頭蓋骨の強度が大幅に低下しており女性の腕力でもナイフで頭蓋骨を貫くことができています。靴で踏みつけてつぶす場面もあります。作中のウォーカーの頭蓋骨の強度であれば十分かと思われます。作中の設定であれば十分に使用できるとおもわれますが現実世界で人間相手に使用するのは難しそうです。ただ生身の人間相手であれば必ずしも頭部を狙う必要はありません。その場合には狙いやすい胴体を狙えばよいと思われますがその場合には十分に使用に耐えると思われます。

一般的に海外で販売されているクロスボウというのは主にハンティングで使用することを前提としていると思われますが大体の目安としては150ポンドの320FPS程度の威力で鹿をしとめることができる程度です。もちろんこの程度の威力だと鹿に命中しても即死を狙うことは無理なので後ろ足などを狙い行動の自由を制限し迅速に逃げられないようにすると同時に失血死を狙うというのがセオリーのようです。

現在海外で販売されているクロスボウというのは中世で使用されていたクロスボウと比べれば威力は比較にならないくらい低いです。中世で使用されていたクロスボウは分厚い金属製の甲冑を貫くだけの威力があり、もちろん使用されるボルトは中抜き加工などされていないため質量が高いですが質量の高さはそのまま威力につながります。

低いといってもテンポイントクロスボウといった200ポンド近いもので400FPS程度の重量級のクロスボウは車のドアの鋼板を余裕で貫通する程度の威力はありますが、このクラスのクロスボウは海外でのヒグマのハンティングにも使用されヒグマの分厚い皮下脂肪をぶち破り確実なダメージを与え失血死に至らしめることが可能なようです。ただ言い換えれば威力はあってもその程度です。現在の車の鋼板は車種によるものの1mmあるかない程度でペラペラですので。


矢の再利用、入手性

正直これが一番ネックな気がします。基本的に弓で使用される矢というものは再使用を前提としていません。弓道等で的に対して射撃する練習で使用する場合には柔らかい土を斜めにを盛り固めた土台に対して的を置き、それに対して射撃するため矢はそれほど傷むことなく長期間使用することが可能です。ただこれを実際に練習場ではなくウォーカーの蔓延するパンデミック世界で使用する場合には話が変わってきます。

クロスボウで使用されるボルトは廉価なアルミ製のものとカーボンファイバー製のもの。主にこの二つが使用されていると思います。(ピストルクロスボウは除く。)またクロスボウで使用されるボルトのシャフトは中抜きされているためそれほど強度があるわけではないです。

最初にアルミ製のものですがアルミは強度はそれなりにあるものの金属の粘り強さである靱性(じんせい)は低い素材のためウォーカーの頭部に射撃し頭蓋骨に当たった時点でボルトは一発でシャフトが折れ曲がると思います。これは仮に目標を外して背後の木に当たったり、コンクリートの地面に当たったりした場合も同様だと思われます。ボルトは目視で確認して微妙に曲がったものを発射しても正確な狙撃をすることはできません。よってウォーカーに対して当たろうが外そうが再使用は基本的に不可能です。

外したボルトが弓道場で使用される盛り土や雑誌のように衝撃を吸収してくれる素材に当たらない限りは発射したボルトの再使用は期待できません。

カーボンファイバーはアルミ製のボルトに比べれば強度はもちろん靱性も高いため素材の粘り強さという面では有利であり、弓で使用される矢の素材としては申し分ないです。ただ同様に中抜きされた薄い素材のボルトではウォーカーに対して頭部を狙撃して頭蓋骨を破壊する。矢を引き抜いて再使用する場合には作中のウォーカーの頭蓋骨の強度であればある程度耐えるとは思いますが長期間の連続使用に耐えうることは難しいと思いますし、いつかは破断します。

だったら自分でボルトを作成すれば良いのでは?と考えるところですがこれがなかなか難しいです。クロスボウでもなんでもそうですが弓はドライファイア。空うちは厳禁です。矢を装填せずに発射した場合には弓のリムと弦に深刻なダメージを与え場合によりリムの破断、弦が切れるといったトラブルに発展します。また割りとデリケートでクロスボウが発射できる矢の重さというものも厳密に設定されています。この矢の重さというものは軽すぎても重すぎても駄目で許容範囲を超えるとリムと弦にダメージを与えることになりドライファイアと同義になります。

クロスボウで使用されるボルトというのは中抜き加工されておりますが、それは中抜きされていないような重いボルトを使用できないことを意味しています。1発や2発ではリムの破断や弦が切れることはないかと思いますがダメージは間違いなく蓄積します。よってボルトを自作する場合には中抜き加工されたシャフトの部材の調達をするか、一からパイプを工作機械を使用して中抜き加工するかのいずれかを行う必要があります。部材ないし工作機械があり、そのためのスキルがあること。工作機械を動かすための安定した電気の安定供給があること。そのあたりを満たすことができればボルトを自作することも可能なと思いますが、作中でも発電を燃料を使用する発電機を使用せずにソーラーパネルなどを使用して安定供給できる拠点というのはアレクサンドリアなど非常に限られています。このあたりの要件を満たせばボルトを安定して作成することができ矢の不足ということからは開放されそうですが、良くも悪くも拠点次第といえそうです。

自作以外だとアメリカであればショッピングモールに行けばクロスボウも銃同様に販売されていると思われます。都市部のショッピングモールは物資も豊富にあると思われますがそのぶん大量のウォーカーと遭遇する危険があり物資の調達には危険が伴います。またアメリカであれば銃の弾丸であれば民家を物色しても銃と一緒に大量に見つかる可能性がありますがクロスボウのボルトの調達はそうも行かないと思われます。自作する以外だとボルトの調達は容易ではないと思います。

自作するか調達するかでクロスボウを長期運用することができるかどうかが決まると言っても過言ではないと思いますが、どちらも条件は厳しいと思います。パンデミック発生時に仮に100本程度のボルトのストックがあったとしても連日使用していればボルトはすぐに駄目になり枯渇すると思われます。この問題が解決しない限りクロスボウをパンデミック下で運用することは難しいと思われます。











結論



銃社会アメリカなら広く普及している銃を使えばよい話ですし、あえてクロスボウを選択する必要もないとは思います。ただサイレンサーを装備しない限りは銃を撃つと発射音で周囲のウォーカーを引き寄せてしまうデメリットがあるため銃に比べたら比較にならないくらい発射音の小さいクロスボウをあえて使用することにメリットがないわけではありません。ただ作中ではカールがお手製のサイレンサーを作成し使用していますがそのようなものが仮に日用品から簡単に作れて耐久性も十分ということであればそれこそクロスボウを使用するメリットは趣味の世界というしかないです。

ただ仮に日本でパンデミックが発生した場合にはアメリカほどに銃が広く国民に普及しているわけではなくそれこそ銃がある場所として思いつくのは猟師の方の自宅(保管場所が銃砲店の場合も有り)、警察所、銃砲店、自衛隊の駐屯地などぱっと思いつくだけだとこれくらいだと思います。恐らくウォーキングデッドのようなパンデミック発生直後というのは自衛隊の駐屯地にしろ警察所にしろ、保護を求めてなだれ込んだ市民で混乱を極めそこに感染したウォーカーが雪崩れ込みまとめて餌食になるのが落ちだと思われますが、そのような場所には近づくことはかえって危険を伴います。銃の入手は銃砲店が近所にあれば多量の弾薬と銃を入手できるかもしれませんが、そもそも使い方もよくわかりませんしね。

クロスボウはメンテンナンスを除けば直感的で扱いやすいという意味ではおそらく素人が短時間の練習で比較的容易に使えるという意味では威力と精度を兼ね備えた最強の遠距離武器だと思いますのでダリルのように屋内での近接戦で使用せずに遠距離からウォーカーを安全に処理する。条件付なら案外使えるのではないかというのが管理人の私見です。条件というのは前述したようにクロスボウ用のボルトを大量に入手できるかどうか、できない場合には自作ができる条件が整っているかそれ次第と言えそうです。

いずれにしてもパンデミックが発生したとして収束するまでの期間次第ですが、どの程度で収束するのか。それ次第かもしれません。ウォーキングデッドの世界では作中シーズン2まではウォーカーの動きは非常に早く力も強く脅威そのものでしたがシーズン3で刑務所を舞台にしたころにはかなりウォーカーの動きも鈍く緩慢で対処しやすくなった印象ですがシーズンが進むにつれてもはや脅威ではなくただのMOBと化しています。

時折ロープで首をつるされたりしているウォーカーの下半身が腐って崩れて落ちる場面も散見されます。ウォーカーは時間が経過することで運動機能は徐々に低下し、やがてその機能を停止するということであれば、時間の経過とともにパンデミックはやがて収束するのかもしれません。

どちらかといえばクロスボウを使用する主な目的を野生動物をクロスボウを使用してハンティングして食糧の足しにする。ウォーカーに対して使用する場合は隠密行動中など銃を使用することで銃声により周辺の多数のウォーカーの注意を引いてしまう。それを避ける場合に限り使用するということであれば悪くないアイテムだと思いますし、発射音が非常に小さいクロスボウならではの利点だと思います。






ここからは余談ですが、そもそもの話ですがパンデミック発生するシチュエーションがいまひとつ思いつきません。一番現実的なのは映画バイオハザードのように某国の細菌兵器が密かに研究所から持ち出される過程で誤って容器が破損して拡散、瞬く間に世界中でパンでミックが発生する。そんなベタな展開ながら、それが一番可能性が高いような気がします。

どう考えてもゾンビもといウォーカーが自然発生するとも思えませんしね。そんなものが世界を席巻するとしたら軍事利用を目的とした生物兵器の線が濃厚だとは思います。敵国に生物兵器を散布して軍人、民間人の区別なくゾンビ化できるとしたら、瞬く間に敵国はパンデミックが拡大し軍事力を行使することなく無力化できます。そのままだと自国にパンデミックが波及することは避けられないため、ウォーカーと化した人間だけを殺すウイルスも同時に作成しておけば完璧ですね。

もしくは、どちらかといえば核兵器による第三次世界大戦後、荒廃した世界で警察や軍隊が機能不全と化し秩序の失われた北○の拳のような世界のほうがクロスボウが活躍するシチュエーションとしては確立が高いような気がします。かのアインシュタインも第三次世界大戦はどうなるか分からないが第四次世界大戦は棍棒での殴りあいになるなんて予想してます。正直昨今の国際情勢を考慮すればアインシュタインでなくても第三次世界大戦が恐らく通常兵器を使用した戦争ではなく核戦争になるであろうことは容易に想像ができます。核戦争が起こったとしても政府機能は消失すると思いますがそのような状況下で暴徒と化した民衆の群れなどそれこそウォーカーとなんら変わりません。

細菌兵器が誤って拡散して世界がウォーカーで溢れるパンデミックが先か?それとも核戦争が先か?いずれにせよ、どんな世界が訪れたとしても、クロスボウがあればそのようなポストアポカリプスな世界を腕次第で長く生き延びることができるかもしれませんね。






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