ウォーキングデッドにおけるクロスボウは果たして本当に実用に耐えるのか?

ウォーキングデッド



さて、暇なのでTVドラマ、ウォーキングデッドにおけるクロスボウは果たして本当に実用に耐えるのか?というものを顕正してみたいと思います。ここでいう実用に耐えるとは、実際の射撃の精度、威力。弦やリムの耐久性、メンテナンスをおこなうことも含め、パンデミック発生下で総合的に使えるレベルなのか?ということを検証してみたいと思います。


まず第一条件としてメンテンス性。

まずドラマ上ではクロスボウのメンテナンスをしているところを見たことがありませんが、ここでいうメンテナンスは主に弦とレールに塗布するワックスのことです。もちろん一話45分という尺のなかでカットしているだけで実際には行われているのかもしれませんが、クロスボウを所有している方はおそらく体験があると思いますが、弦ないしレールにワックスを塗布しますが、これを切らして矢を発射すると、レールと弦がこすれてなんともいえない焦げ臭い匂いがたちこめます。これはクロスボウの発射時に弦がレールにこすれるため性質上しょうがないことですが、これをやるとまず弦の補強部分が擦れ、ついには弦本体がレールに擦れ、最終的に弦が切れることになるわけですが、可能な限り弦の寿命を延ばすためには、やはりこめまにレールないし弦に対しワックスの塗布が、必須になる事はいうまでもありません。リップクリームでも代用できますし管理人も専用のワックスが届くまで、
実際にリップクリームを使用しており、特に問題ないことは確認済みですが、やはり粘度が専用のものに比べると低いのか、こまめに塗布しなおしてあげる必要が出てくるため、できれば専用のワックスが欲しい所ではあります。

ウォーキング・デッドの世界ではすでに工場の生産は停止していると思われるため、物資はすでに生産されたものに限られるという条件があります。新たに生産されなければ、物資は消耗する一方のため手持ちのワックスを含めた物資が枯渇した場合、
民家やお店にいって物資を探す必要があります。近場で見つからなければ、拠点から遠く離れた場所に求める必要が出てきます。また早い段階でボウプレスを入手しないと肝心の弦交換を行う事すらままなりません。

野山を彷徨いゾンビを避けながら狩りをして飢えをみたしながら、動物の皮脂をワックスとして、使用することができれば十分にワックスの代用になる事が考えられますが、弦がきれたらあらたにクロスボウを入手したほうが早いかもしれません。
日本のクロスボウ人口で入手が容易かは定かではありませんが・・・

連続射撃、接近戦の是非。

これはドラマだと175ポンドという重量級のものを使って、軽々と弦をひいていますけど。
※ダリルの使っているクロスボウはHorton Scout HD 125 Crossbow?

Horton Scout HD 125 Crossbow

というもので、
ドローウェイト125ポンド、250FPSだそうです。
意外と軽量級ですね、情報確認中。

追記15/09/04
このダリルが使用しているクロスボウがHorton Scout HD 125 Crossbowと言う情報はネットでチラ見したんですけど、
ウォーキングデッドを見直してみると明らかにデザインが異なりますね。
滑車の大きさはあきらかにHorton Scout HD 125のほうは小ぶりですし、
動画のほうは素材の全体的な質感が金属製で出来ているように感じます。
というわけでダリルが使用しているクロスボウではないようです。

追記16/02/17

おそらくですが、ダリルがドラマで使用しているのはこのクロスボウではないかと思います。

Stryker Strykezone 380


Stryker Strykezone 380 Crossbow Package with 3x 32mm Multi-Reticle Crossbow Scope
お値段800ドルほどでしょうか?
割と良い値段しますけど、リンク先のショップから、日本に輸入できるかは、確認は取っていませんので、安易に購入されないよう気をつけてください。

クロスボウの参考動画張っておきます。

以下公式HPです。
クロスボウのスペックなどは以下の公式HPで確認してみてください。
http://www.strykerxbow.com/#/home?r=-1&i=0

話は戻りますが、なんでもドローウェイト150ポンドでも日本の平均的な体格の成人男性だとコッキングロープを使用しないで、弦を引ける人は1割に満たないなんて話も聞きます。
管理人もコンパウンドタイプで素手で引けるか試しましたが弦をロックするまでひくことができませんでした。リカーブタイプなら何とかぎりぎりかけられるみたいですけどね。海外の動画だと150ポンド級のコンパウンドクロスボウでも男性が軽々と素手で引いていたので、体格の違いはやはり大きいように感じます。

仮に日本で俗言うゾンビ?もしくはパンデミックが発生した場合、弦を引き矢を撃つ。再度弦を引き・・・という動作は、ゾンビとの距離にもよると思われますが、よほど安全な拠点から一方的に狙撃するのでなければ難しいと思われます。ダリルがドラマでよく行っているようにクロスボウを構えながら民家に侵入して、発見しだい、近距離で射撃してゾンビの脳天を射抜く。すばやく弦を引き第二撃に備える。これ簡単なようで、かなりの錬度と筋力と合わせて体力を必要とすると思われます。
敵の数が多く近い場合、まず弦を引きなおすという行為が自殺行為に近いため、クロスボウを射撃直後にゾンビに接近された場合素直に銃床で殴るか、ナイフで突き刺すほうが無難と思われます。かといってクロスボウの素材って色々ありますよね?
ストックに限ってもアルミ製、強化プラスチック、ウッド製、グラスファイバー等、このなかでグラスファイバー製だと肉抜きされすぎて強度が不足してるタイプだと、銃庄が耐えられず破損するなんてことにもなりそうですが・・・
アルミバレルのウッドストック仕様なら、打撃にも耐えられるんでしょうか?
管理人の所有するコンパウンドクロスボウはストックがグラスファイバーですが、中抜きされていて強度が不足しているため、銃庄で殴るといった使い方は難しそうです。廉価のリカーブでよく見られるようなアルミバレルのウッドストック使用を一本持っていますが、こちらは強度的に問題なさそうなので、銃庄で殴りつけると言った使い方は割と使えると思います。
ストックの素材次第ではクロスボウで撃つ、銃庄で殴ると言ったコンボは十分にいけそうです。



ここまで書いてきて思ったのは、やはり無数のゾンビの集団に対してでいえばクロスボウは、立ち居地としては微妙といわざるおえません。ですが隠密行動ないし安全な拠点からの一方的な射撃等、ゾンビの数が少数の場合等シチュエーションを限れば真価を発揮するのは、間違いないと思います。民家に侵入してクロスボウで狙撃するのは、弦を素手で引けるかによりますが、できる場合、ゾンビの数が比較的少数で一度に襲ってこない限り、割と使えるのではないかと思われます。
ストックの強度次第ですが、撃つ、銃庄で殴るのコンボはクロスボウならではの利点かと思われます。
クロスボウにおいて重要なのは弦をいかに長持ちさせるか?
まめにワックスを塗り弦を切らせないようにする事が地味ながら一番重要だと思われます。

射撃の精度

これについては文句はないと思います。クロスボウの利点は素手では引くことすらできない弓の威力を、錬度ゼロの素人が短時間の訓練において正確に狙撃することができるのが、最大の魅力であることは言うまでもありません。
恐らくコッキングロープを使用すれば女性でも150ポンド程度であれば十分に弦をかけることは可能と思います。
ゾンビが迫る中、いかに正確に脳を狙撃できるか?はずした場合二射目に時間がかかる、腕というよりも強いメンタルにかかっていると思われます。目標まで5m程度ならアイアンサイトでも十分に脳に、クリーンヒットが狙えると思います。スコープをつければ30m程度はいけるかと。

威力

これはいうまでもありません。
150ポンドで計算上質量30gの矢を使用して320FPSだと140Jを超える威力が簡単に出せる武器は実銃以外では、ほかに考え付きません。むしろゾンビに対してオーバースペックすぎるのではないかと。
クロスボウの利点は素手で引くことが出来ない重い弦を保持しつつ正確に目標に照準をあわせる時間を稼げる点です。
これにより素手では引くことの出来ない強力な威力を撃ちだすことが出来ること。現実世界ではに150ポンド計算で140J程度だと成人男性の頭蓋骨は撃ち抜けないとは思いますが、(成人男性の頭蓋骨の強度は同じ厚みのコンクリートの三倍はあるそうです)ウォーキングデッドの世界では女性の腕力でもナイフで頭蓋骨を抜いてますので、この設定なら十分かと思われます。

矢の再利用、入手性

正直これが一番ネックな気がします。クロスボウを購入して実際付属してきたアルミ製の矢は雑誌に撃ち込んで一ヶ月で曲がって利用不能。対象がゾンビであると仮定すると、再利用はどうなんでしょうか?今まで使用した感覚でいうと、矢が目標に当たった際にアルミのシャフトがびびるんですよね。この際にかなりの力がシャフトに加わっていると思われるのですが、これが地味にダメージをあたえるとおもいます。脳に打ち込むことを考えると、頭蓋骨を打ち抜くわけですので、まず折れてしまい再利用は難しいのではないかと。そうすると大量の矢が必要になりますが入手できるのかどうか?難しいですね・・・
ただし、まだ試したことはないのですがカーボンシャフトなら上記の問題を解決できる可能性が高いので、あるいは・・・
カーボンシャフトは強度と粘り強度と軽さを併せ持つ弓矢で使用する素材としては理想的なものですが、管理人も弓道部時代によく考えたら使っていた矢はカーボンシャフトでしたね。そのときに矢のシャフトが曲がる、折れると言ったトラブルは皆無でしたので。
ドラマの世界ではダリルが射撃後使用した矢が折れるといったトラブルが時折描写される箇所もありますが、ダリルはどこで矢を補給しているのか?その辺りの描写は謎のままですが、現実問題として基本的には射撃した矢が標的を外れて柔らかい地面に刺さった場合などは矢に対するダメージもそこまでではないと思われますが、基本的には再使用を前提とした作りにはなっていないため使い捨てと考えて運用するのが現実的です。
そう考えるとかなり膨大な矢を店舗等から回収するか?もしくは自作するなどして制作しないとなかなか、クロスボウを運用するのは難しいのではないかと思います。

結論
やはり一番の難点であるメンテナンス製ですが、くどいようですが、まめにワックスを塗布し、いかに弦を切らせないか?
このあたりにかかってくるのではないかと、思われます。
またクロスボウの構造上、矢を固定するレールと言う部分があるのですが、射撃時に弦とレールが擦れてしまい弦が傷みやすいというデメリットが有ります。この辺りは一般的な弓と比べても顕著です。そのあたりはリカーブタイプのクロスボウでさらに顕著であり、コンパウンとタイプのほうが物理的に弦がレールと擦れにくいために弦の耐久性としては有利と思われます。

早めにボウプレスと安全な拠点を用意し、切れたら、もしくは弦の耐用期間が限界を迎えるまでに弦交換するまでの間に代替の武器を用意できれば案外使えるのかもしれませんね。後はリムの耐久性次第といった気がします。何年くらい持つか?替えのリムは入手できるか?基本的に弓と言うのは弓道でもクロスボウでも同様にいえることですが、使わないときには弦を外しておくのが基本となります。もちろん弓と言うのは射撃するたびにリムに負荷がかかりますので消耗品といえますが、弦を張ったままですとリムの張力の低下がより顕著になるためです。

銃社会アメリカなら銃を使えばよい話ですし、あえてクロスボウを選択する必要もないとは思いますが、サイレンサーを装備しない限りは銃を撃つと発射音で周囲のゾンビを引き寄せてしまうというデメリットがあるため、実銃に比べたら比較にならないくらい発射音の小さいクロスボウをあえて使用することにメリットがないわけではありません。

仮に日本でパンデミックが発生した場合、おそらく素人が短時間の訓練で容易に使えるという意味では威力と精度を兼ね備えた最強の遠距離武器だと思いますので、案外使えるのではないか?というのが管理人の結論です。
もちろん矢を大量に入手できるかどうかそれ次第と言えそうです。
前述したカーボンシャフトの矢ならすべての問題は解決するかもしれませんが、頭蓋骨など硬い標的に当てることを考えると、カーボンシャフトでも耐久性はそれほど期待できないかもしれません。
いずれにしてもパンデミックが発生したとして収束するまでの時間次第ですが、この期間がどのくらいになるか?これ次第かもしれません。

そもそも論としてパンデミック発生するシチュエーションが、いまひとつ考え付かないんですけど・・・
なんですかね?
やっぱり某28時間後の映画見たく、某国の細菌兵器が密かに研究所から持ち出される過程で、誤って容器が破損して拡散、瞬く間に世界中に・・・・そんなベタな展開ながら、それが一番可能性が高いような(28時間後は感染した猿でしたかね?)。
どう考えてもゾンビが自然発生するとも思えませんしね。そんなものが世界を席巻するとしたら軍事利用を目的とした生物兵器の線が濃厚だとは思います。敵国に生物兵器を散布して軍人、民間人の区別なくゾンビ化できるとしたら、瞬く間に敵国はパンデミックが拡大し軍事力を行使しなくとも無力化できますしね。

もしくは、どちらかといえば核兵器による第三次世界大戦後、荒廃した世界で、警察や軍隊が機能不全とかし、秩序の失われた北○の拳の、ような世界のほうがクロスボウが活躍するシチュエーションのほうが、確立が高いような気がしますね。
かのアインシュタインも第三次世界大戦はどうなるか分からないが、第四次世界大戦は棍棒での殴りあいになるなんて予想してます。核戦争で政府機能が消失した後の暴徒と化した民衆の群れなどゾンビと変わりませんからね。

細菌兵器が拡散して世界がゾンビで溢れるパンデミックが先か?それとも核戦争が先か?
いずれにせよ、どんな世界が訪れたとしても、クロスボウがあればパンデミックを生き延びることができるかもしれませんね。
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