わたしはこれでロヒプノールを断薬出来ました

7年間ほど漫然と使用してきたロヒプノール(フルニトラゼパム)といったベンゾジアゼピン系の睡眠薬、
アモバン、マイスリーといった非ベンゾ系の睡眠導入剤ですが、なんとか断薬することができました。
今では夜の10時、11時には眠くなり朝の7時まで睡眠薬の類に頼ることなく割と眠ることが出来ています。
今まで8年ほど不眠に苦しんだのが嘘のようです。
ロヒプノールを断薬するために管理人が行ったプロセスについて書いてみたいと思います。
なお、表題どおりですが、あくまでもわたしはこれでロヒプノールを断薬出来ましたということなので、もっと理想的な手法があると思いますし、このやり方がベストな手法だとも思いませんが、とりあえず記事にしておきたいと思います。

注意事項として睡眠障害の他に抑うつや躁鬱等の精神障害を抱えている場合、不安感が強いまたは気分の高揚などで睡眠薬を減らしてもただ辛いだけで眠ることはできず睡眠障害を改善することはできないと思われます。それらの精神障害を改善し限りなく寛解したうえで初めてこれらロヒプノールの断薬に望む必要があると思われますので留意願います。

基本的にはベンゾ系の睡眠薬を辞めるために行うことは、これをやれば楽に薬が辞められるという手法は残念ながらないと思います。多かれ少なかれ減薬や断薬にともない離脱症状の辛さは付きまといますので、断薬するにあたり多少の覚悟は必要になってくると思います。ベンゾ系の睡眠薬を断薬するにあたり基本的な手順であり一番大切なことは、薬を時間をかけて徐々に減らすこと。基本的にはこれだけです。

現在の担当医にもそのように伺っていますが、それ以外の方法を聞いたことはありません。
というと見も蓋もないので細かく書いて行きますが、具体的には仮にロヒプノールを1mg服用されているのだとしたら、
錠剤を1/2カットして服用、一週間から10日ごとに1/4カット、さらに一週間から10日経過したら今度は1/8カットにして服用する等、とにかく服用する処方量をゆっくりと時間をかけて徐々に減らして行きます。
いきなり1/2カットにして離脱症状がきつい場合、逆に1/8カットから始めてもよろしいと思います。
錠剤をカットする際に市販のピルカッターを使用してもよいですし、ナイフなどでカットしても良いです。
ただ1/2カットまでは問題ないと思いますが、1/4カット、さらに1/8カットまで来ると、ピルカッターを使っても正確に錠剤をカットすることは難しいと思います。

管理人は割りとアバウトにナイフで錠剤をカットして目分量で1/4カット、1/8カットしていましたが、この辺りを正確にやりたいということであれば精神科などで薬を処方してもらう際に、例えばロヒプノール1mgの場合1/2の0.5mgであれば、自分で錠剤をカットするとして1/4カットしたい場合0.25mgで処方箋を書いてもらい、後は最寄の調剤薬局にて、処方箋を出せば細かく砕いて粉末にしてもらい一回分の服用量ごとに、袋詰めしてもらうということもできます。
まずは担当医にそのように処方箋を書いてもらうことが出来るか?確認しつつ、行きつけの調剤薬局で事前にそのようなことが出来るか?確認してみてください。

調剤薬局で問題がないという確認を取れば後はその旨を担当に伝えて処方箋を書いていただくだけです。
このあたりは徐々に減薬を図る場合、薬の量は正確であるに越したことはありませんが、
目分量でカットしても多少、量は前後してもよろしいと思います。減薬にあたりよりきめ細かく減薬量を調整したほうが離脱症状は軽くなりますが、それよりも重要なのは継続して量を減薬していくことですので。

ただ当たり前の話ですが、ロヒプノールを徐々に薬の量をへらしつつ減薬を図るのは良いのですが、ただベンゾの減薬をした場合、おそらくというか確実に不眠の症状が出て、当初は朝まで一睡も出来ないという症状がでることもあるかと思います。
またロヒプノールの減薬に合わせて離脱症状に襲われると思いますが、端的に言えばこればかりは少々気合で何とか乗り越えるしかないです。
ただ、離脱症状と合わせて不眠までくると大抵の方は耐えられないと思います。(不眠も離脱症状ではありますが)、ベンゾ系の睡眠薬以外でとりあえず眠ることが出来るようにしないといけません。そのために用いたのはまず漢方薬として加味帰脾湯、これは非ベンゾ系の睡眠導入剤並みに、強力な睡眠作用が得られます。
加味帰脾湯といった漢方を使用するメリットとしては突然服用を辞めたときの離脱症状がないこと。

あとはロゼレム8mg(ラメルテオン)といった新薬を服用しました。
これは従来の睡眠薬とは作用機序、発想を大きく変えたもので、人間には体内時計が備わっており朝起きて日の光を浴びる事で、メラトニンの分泌が抑えられ起きてから14時間から16時間後にメラトニンが分泌され自然に眠くなるようにできています。
ロゼレムの特徴は人間の眠りの作用機序を薬によって補うというか薬によってメラトニンを投与して、自然な眠りに促す事ができるということがあげられます。

この薬の画期的なことはベンゾ系の睡眠薬と異なり断薬した際に離脱症状がないといわれている点です。
実際に半年ほど服用してみましたが、薬の効果が現れるまでに少々時間が掛かるように思いますが、たしかに良く眠ることが出来ますし、何より突然服用を中止しても離脱症状と思われる症状はありませんでした。
ありませんといってよいかは断言できないもののあったとしても非常に軽微だと感じました。
このロゼレム、効果は抜群ですが、新薬のためお値段が少々張るのがネックといえそうです。
後は同じく新薬ですがベルソムラといったものもあります。
他にも非ベンゾ系の今までの作用機序とは異なる離脱症状の出ない新薬といったものはあるかもしれませんので、
担当医にご相談して薬は選択していただければと思います。

後個人的に有効だと思ったのは、アトピーや花粉症の治療で使用される抗ヒスタミン薬です。これは副作用として眠気というものがあり、これをうまく使ってあげるとちょっとした睡眠導入剤程度の効果を得られることを確認しているので、個人差は有ると思いますが、うまく使用すれば代替薬になりえます。ただ問題が有るとしたら花粉症の時期を過ぎている、ましてやアトピーでもない方が皮膚科に行って処方してもらえるのか?という問題があります。管理人はアトピー持ちなので処方にあたり問題はないのですが、処方可能かどうかは皮膚科に相談してみてください。薬局でも抗ヒスタミン薬の副作用を利用した睡眠導入剤的なものは購入することは可能ですが、断然皮膚科で処方されるものは効果は抜群で良い感じに眠くなるものがあります。なおかつ保険が適用されるため価格も薬局より安価で入手可能です。個人的にはザイザルという製品がありますが、抜群に眠くなります。基本的には眠気が少ないということがポイントの製品ですが個人差も大きいと思われます。

これらの非ベンゾ系の薬を使い徐々にベンゾ系の薬を減薬しつつ、離脱症状に耐えつつ、
ベンゾを減らすことで起こる不眠の症状をこれらで補って上げます。
管理人は加味帰脾湯とロゼレムだけではなかなか眠れないため抗不安薬であるデパス0.25mg、
とあわせアモバン10mgを合わせて服用しました。
まずはこの組み合わせでロヒプノールを断薬し、続いてデパスを減薬していきました。
デパスもロヒプノールと同様に少しずつカットして減薬していきます。
デパスもベンゾ系の薬ですが、この薬を断薬するまでにこぎつければ、
その頃には多少なりとも自発的に睡眠が取れるようになってくると思います。
後は、非ベンゾ系の睡眠導入剤を抜くだけです。

これを断薬するのもベンゾ系同様に徐々に薬の量を減らしつつ減薬していきます。
非ベンゾ系の睡眠導入剤も大なり小なり離脱症状はどうやらあるようですが、ベンゾ系ほど離脱症状もきつくはないので、なんとか離脱症状に耐えつつ薬の量を減らして行き、最終的に断薬します。
サラッと書きましたが、この睡眠導入剤を最終的に完全に断薬することが個人的には一番つらかったです。

ベンゾ系の薬を断薬した後も管理人の場合、謎の不安感に襲われてつらかったですが、それも辞めてから一ヶ月ほどで収まりました。この辺りが正念場と言えますが、おそらくベンゾを少量でも服用すれば強烈な不安感は解消されると思いますが、
ここが辛抱のしどころだと思います。
タバコを吸う、コーヒー等のカフェインを摂取して不安感をなんとか抑えつつ我慢し何とか耐えることができました。

まとめてみると、ロヒプノールを断薬するにあたり大したことはしていないと思います。
基本的には薬を細かくカットして徐々に減薬を行う。
これだけだと思います。
ひとついえるのは、あまり短時間で減薬を行わないほうが無難であるということ。
最低でも減薬するに当たりその期間は理想を言えば半年程度はかけて徐々に減薬を図ることが、
望ましいと思いますし、そのほうが離脱症状は軽減すると感じています。
代替薬として服用していた加味帰脾湯、ロゼレム、またアモバンの類ですが、
個人差はあると思いますが、管理人の場合おおよそ半年で耐性ができたのか?
めっきりと薬の効果が感じられなくなりました。

そのため、理想を言えばこれらの代替薬の効果が得られる半年という期間を定めて減薬を開始し、
半年をめどに断薬を終了させるといった感じで行えば、割と楽に、減薬、断薬を行うことが出来ると思います。
これ以上長引いた場合、代替薬の効果は限りなくなくなり、離脱症状と合わせて不眠とも戦わないといけないため、
かなりきつい状態が続くと思います。
管理人は半年経過したあたりで延々と続く不眠と減薬作業に疲れ果て、もうベンゾに頼ろうか?という誘惑に負けて、
なかなか断薬の最後の一押しを乗り切ることができませんでした。
その結果ずるずると減薬作業が長引いてしまい代替薬も効かなくなり肝心のベンゾも飲んでも効かなくなってしまったため、
薬なしで寝られる範囲で寝ようと決意してしばらくは朝、明るくなってからようやく数時間眠れる状態が続くなど、
断薬までの数ヶ月は不眠と離脱症状に見舞われてかなりきつかったです。
ただ減薬を進めるにつれ日がたつにつれ徐々に眠れる時間も延びていき、昼夜逆転を克服して今に至ります。

ひとつ減薬をするにあたりアドバイスを出来ればと思いますが、
減薬するに当たり徐々に減薬したとしても人によってはきつい離脱症状が出る場合もあると思いますが、
ある程度減薬が軌道に乗ってきた後で離脱症状が出るからといって薬の量を戻してしまうと、
今までの苦労が水の泡となってしまうので、少々の離脱症状のきつさは気合で乗り越える必要も出てくると思います。

ただ量を調整する中で耐え難い離脱症状と思わる今までにない不快感に襲われた場合、素直に量を戻したうえで微調整を測ればよろしいと思います。
また、仮に学業や仕事をしているという方もいらっしゃると思いますが、
場合により、休学や休職をして、ロヒプノールといったベンゾ系の薬の断薬に集中するといったことも、
必要になってくると思います。
と申しますか、正直働きながらではベンゾをやめる際に襲われる離脱症状や不眠に耐えることは難しかったと思います。
風邪であれば一日、長くても二日あれば直ると思いますが、
離脱症状や不眠の症状が半年とか仮に一年とか続いた場合、働きながら耐えられるとは思いません。

ロヒプノールといったベンゾ系の睡眠薬を断薬するのに特別な知識やノウハウは特にありません。
薬の量を徐々に減らしつつ離脱症状に耐える。
ベンゾを減らすことで襲われる不眠は代替薬で補う。
断薬後に襲われる離脱症状についても、少々気合を入れて克服する。
もうひとつ言えば、薬無しでも眠ることが出来るようになるために、
断薬や減薬に合わせて生活習慣の見直しは確実に求められます。
そうしないと、薬を辞めた後も慢性的に不眠の症状に苦しむことになります。
薬無しで質の良い睡眠を得るための方法を考えてみるこちらも合わせてお読みいただければと思います。
おそらくこの生活習慣の改善が個人的にですが一番重要だと思います。
管理人の場合結果的に断薬するまでおおよそ1年ほど費やしましたが、
ベンゾを断薬するのに一番求められるのは、薬を断薬してやるというある種の強い精神力かもしれないですね。

いずれにせよ離脱症状は徐々に緩和されてきますし、それと同時に生活習慣の改善に取り組んでいれば、
自発的に眠ることができるようになってきます。
最初は昼夜逆転してしまうかもしれませんし、1,2時間しか眠れないかもしれません。
ですが、徐々にではありますが眠れる時間も長くなり昔のように薬無しで眠ることができるようになります。

最後に、代替薬は金に糸目をつけず新薬であるロゼレムやベルソムラといった断薬した際に離脱症状のない、
新薬を使ったほうが結果的にロヒプノールといったベンゾ系の薬を圧倒的に辞めやすくしてくれます。
高価な薬ですが、このあたりは多少金をかけてでもチョイスしたほうが良いです。
仮にこの手の断薬時に離脱症状の出ない薬を使用しない場合、ベンゾ断薬時の難易度は、跳ね上がると思われます。

追記
偶々、知ったのですが、ベンゾの減薬時に錠剤をカットするのではなく、ベンゾの錠剤を水で溶かした水溶液を作りよりきめ細かく減薬量を図る手法というものを実践されている方がいらっしゃるようです。詳細はワイパックス(ベンゾジアゼピン系)水溶液減薬・断薬に実際に実践されている方がおりますので、覗いてみてください。

軽く記事を拝見したんですが、これ以外とうまいやり方だと思いました。というよりも、よくこんな方法思いついたと正直関心しました。うまくすればベンゾの減薬時の離脱症状を劇的に楽にしてくれる可能性があります。
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