精神病院入院体験日記⑤ 開放病棟編その①

さて、開放病棟に移ってからの出来事について書きたいと思いますが、
入院期間はたしか2ヶ月ほどですが、そのすべてを書くとさすがにきりがないので、
ここからは開放病棟での管理人の印象に残った出来事について書いてみたいと思います。

入院3日目の昼過ぎかな?
閉鎖病棟から開放病棟に看護師の方と一緒に病棟に移動したわけですが、
開放病棟に入って最初に感じたのは、純粋に開放病棟は広い。
閉鎖病棟は男女のスペースが完全に分けられておりとにかく狭く感じましたが、
いえ、単純に本当に狭かったのですが、こちらは男女が同じ空間にいる分、
とても開放的な空間だと感じました。
ただ、管理人の勝手なイメージでは開放病棟というのは症状が軽度の方が対象で、
おそらく抑うつ状態の方などが多いいのかな?と思っていました。
しかしながら、開放病棟の患者の割合というのは後で分かったことですが、
やはり閉鎖病棟と同様に統合失調症の方が全体の7割ほど。
残りは抑うつ、てんかん、後は家庭の事情でいる方などといった構成のようです。
特に管理人が印象に残ったのは年配の方、明らかに60過ぎたおばあちゃんの姿が多いいのが印象的でした。
男女共同スペースということも有り、若い女の子もいるのかな?
と思ったのですが、開放病棟は基本的に一番若いのがたしか29歳の女の方で、
平均すると30台後半というところだと思います。
若い女性は閉鎖病棟のほうに多いいと開放病棟の方から聞いた気がします。
また、開放病棟はとにかく全体の雰囲気も穏やかですし患者の方も症状は様々のようですが、
静かな方が目立つ気がします。
開放病棟の看護師から一通りここでのルールなどについて説明を受けた後、
病室に通され相部屋の方に自己紹介をするわけですが、病室の皆さんは死んだようにベッドで寝ており、
看護師の挨拶で一応おきるものの、目がとにかく、うつろでした。
当初、相部屋でとりあえず過ごしていたのですが、隣の方が謎の奇声をときおり発しており、
耳栓をしても筒抜けなレベルです。
閉鎖病棟で過ごしていたことも有り管理人もかなりナーバスになっていたこともあり、
看護師に無理をいって空いていた個室に移らせてもらうことになりました。
個室は特別料金が発生するようですが、とにかく静かな空間で過ごしたかったこともあるので、
お財布には厳しいものの、まあ多少はね?
とにかく個室は静かで快適でした。
その日はとりあえず夕食の時間までベッドで死んだように眠りに付き、
夕食を軽く済ませた後、お薬タイムを経て、就寝時間の9時に早々に眠りにつきました。
ただ、20時に眠るための薬の服薬タイム、21時に就寝ということなんですが、
原則として22時までは起きていても良いことになっており、大抵の患者さんは、
22時まで休憩室でTVを見たり患者の皆さんと雑談をして過ごすのが普通のようです。
20時の服薬の後、21時までは部屋の照明はついたままとなっていることから、
当然ですが明るくて眠ることは出来ません。
アイマスクというのは共同生活においてこのような場合に必須アイテムといえそうです。
後、この精神病院もそうですが、髭剃りが電池式のものを持参するのが必須なのですが、
理由なんですが、おそらく電源ケーブルで充電するタイプですと、その電源ケーブルで首を絞めて、
自殺を図ることが出来なくもないというか、恐らくこの病院もしくは他の精神病院で、
そのような事例が会ったものと思われます。
今まで問題なくても何か問題が発生すると、禁止されるようですので。
当然ながらすべての窓も少ししか開かないようになっています。
これも自殺防止のためと思われます。
その日は21時には就寝してやはり朝の2,3時には起きたものと思います。
外は当然のごとく真っ暗ですが、休憩室の明かりもすべて消されており真っ暗です。
唯一照明がついているのが看護師が夜は二名常駐していますがその部屋と、
後は喫煙室です。
開放病棟では喫煙室は24時間開放されているため、この点は非常に助かりました。
閉鎖病棟では利用時間に制限がありましたので。
喫煙室の中に入ると何人かの患者の方がいらっしゃいます。
管理人もその中に混じりタバコを吸い始めますが、一人の患者の方に話しかけられます。
年齢は50代くらいの方だったかな?
仮にこの方をKさんとしておきます。
その方は後から聞いたのですが仕事で抑うつを発症し休職中とのことです。
割とフレンドリーな方で少々雑談をしていました。
まあ、どうして入院したの?から始まる病棟内でのテンプレのような会話にどうしてもなりますけどね。
当時の管理人の病状が抑うつなのか?ベンゾの離脱症状からくる不快感なのか?それとも両方か?
分からないのですが、おそらく両方なのかもしれません。
ベンゾの離脱といっても恐らく話がかみ合わないと思ったので、病棟内では抑うつですと答えるようにしていました。
Kさんととりとめもない雑談をしていると喫煙室でタバコを吸うでもなくいた40代くらいの女性でしょうか?
この方がなにやら、小声でぶつぶつ言っているのですが、耳を済ませてみると、
どうやらシケモク頂戴といっているようです。
管理人は当時シケモクの意味が愛煙家なのに分からなかったのですが、
どうやら吸いかけのタバコを頂戴ということのようです。
シケモクの意味はわからないものの、喫煙室で欲しいといえばタバコのことだと思い、
管理人はタバコを一本差し上げようと手を伸ばしたところ、
その女性が叫びだします。
近寄らないで!
善意でタバコを上げようとした人間に対してこの仕打ちです。
もう意味が分からないよ・・・
この女性はそう言い放ちつつタバコはちゃっかり管理人の手から持って行きました。
やっぱり開放病棟とは言え、精神病院であることを忘れていました。
この女性はこの後もたまに記事に出てくると思うのでイニシャルをつけておきますが、
仮にK美さんとでもしておきたいと思います。
後のことですがこのK美さんは開放病棟でも1,2を争うトラブルメーカーとして有名な方だそうでして。
K美さんは素人目に見てもかなり精神的に不安定で、いえ不安定を通り越してどうやらベルセルクの蝕の後のキャスカのように、
すでに心が壊れており、症状は見るからに重そうでした。
何で開放病棟にいるのか?よく分かりませんでしたね。
この出来事は開放病棟の2日目に起きた喫煙室での出来事ですが、
今でも印象に残ってます。

次回に続きます。
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