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精神病院入院体験日記④ 閉鎖病棟編その②

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さて前回の続きになります。
前回閉鎖病棟1日目を無事に乗り切ったわけですが閉鎖病棟二日目の朝を迎えます。
おそらく昨日は夜の9時過ぎに就寝して6時間くらい眠ることが出来たと思うのですが、
起きたのはおそらく朝の3時ごろ?
やることがないのでタバコでも吸いに行くかと思い喫煙室に向かいますが喫煙室は施錠されており、
入ることが出来ません。
なにやら喫煙室前に紙が張られており喫煙室の利用は朝の6時から9時までですと書かれています。
うーむ、起床してすっかりニコチンが体から抜けているので3時間喫煙を我慢するのは正直きついものがあります。
その後、6時までやることもないので、病室に戻りベッドで横になりますが、
眠れるわけでもないので、暇で暇でしょうがありません。
照明は朝6時にならないと付いていないため真っ暗で読書をして過ごすこともできませんでした。
なんとか3時間やり過ごし6時を迎えると起床した患者の皆さんが喫煙室に集合しますが、
狭い喫煙室は満員御礼です。
一般の病院であれば入院患者同士和気藹々と雑談でもするのでしょうけど、そこは閉鎖病棟。
穏やかならぬ空気がびんびん伝わってきて、とてもではありませんが心の休まる空間ではありません。
正にいつ喧嘩が始まってもおかしくない異様な空気が部屋中に充満しています。
その後7時を向かえ朝食の時間になります。
食事は昨日同様、おかゆにおかずが少々といった感じ。
正直、食欲はないのですが、食べることも治療の一環と思い、義務的に食べていました。
まあ、美味しい食事ではありませんが少なくとも栄養バランスとカロリー計算のされた食事が自動的に出てくるのは、
病人にとってはありがたいものです。
服薬タイムの後は正直言ってやることもありませんが、まだまだ体は疲れきっており、
死んだようにベッドに入り眠りについていました。
まだ入院生活は二日目ですが、このときに思ったのは基本的に入院生活というのはやることがありません。
タバコ吸うか?本でも読むか?ラジオでも聞いているかといった感じです。
入院したばかりで雑談相手もいないので、このような場合ラジオというのは本当にありがたかったです。
一般の病院であれば携帯、パソコンの持込は問題なく出来るようですが、
そこは閉鎖病棟、携帯はもちろん、パソコンの利用も厳しく制限されており、もちろんネット環境などありません。
このあたりは場所に寄るようですけどね。
普段家ではネット付けの生活をしていることもありますが、本当にネットのない生活はきついものがあります。
その後寝ておきて、タバコ吸うを繰り返していたところ、
喫煙室にてとある患者さんに話しかけられます。
後から分かったことですが、この方は閉鎖病棟における所謂リーダー格的な方のようです。
妙にテンションの高い方で微妙に呂律が回っていないのが気になりますけど、
呂律の問題は恐らく薬の副作用だと思います。
病名は効いてなかったかもしれませんけど素人目に見ても典型的な躁鬱症状なのかと思いました。
タバコ吸いながら、どうして入院したの?から始まり軽く雑談をしていたのですが、
その雑談の中で入院期間の話しにおよび、その入院期間を聞いたときに管理人は愕然としました。
もうかれこれ、8年になるかなあ?というではないですか。
この罵声や怒号が飛び交い、喧嘩も話を聞く限り日常茶飯事のこの狭い閉鎖病棟という空間に8年とか・・・
管理人であればおそらく理性を保てる自身がありません。
その後、その方を交え何人かの方とお話をしたのですが、入院期間が10年を超える方など、
どの方も相当に入院期間が長いようです。
入退院を繰り返しているという方も珍しい話ではないようですが、
それ以上にずっとこの精神病院に入院しており、いつ出ることが出来るか?
まるでめどが立たない方が目立つような気がします。
何でもその方は医師からは退院の許可自体は出ているようですが、肝心の家族のほうが引き受けと拒否しているのだとか。
過去に家族との間で暴力行為も少なからず起こっていたようですので、
あまり家族を攻めるのも酷なのかもしれませんけど・・・
その後色々と話を聞く限りわかったのは入院患者の大半は統合失調症の方のようです。
この病気自体は管理人の中では薬を適切に服用すれば幻覚や幻聴といった症状を抑えることが出来、
日常生活を送ることも可能であるという認識だったのですが、
どうやらその認識は誤りであることに気がつきます。
そもそも閉鎖病棟に入院している方は食後の服薬時にそれこそ手のひらいっぱいの薬の山を服用しているにもかかわらず、
攻撃性などが顕著に出ていることから、薬によって幻覚、幻聴といった症状を抑えることはどうやら出来ていないようです。
ある患者の方によれば目の前にいる男がお前を殺してやる!等と延々と叫び続けているのだとか?
もちろん、そんなことを叫んでいる男の姿は管理人には見えないのですが・・・
管理人の想像以上に閉鎖病棟に入院されている患者の方というのは重症の方が目立つようです。
閉鎖病棟の闇は深い・・・
ただ、この病院のシステム上、入院が初めての場合まず最初に閉鎖病棟に入ったうえで病状を医師が見極め、
そのうえで症状の軽重により閉鎖病棟のままだったり、症状の軽い方は一般の開放病棟というところに移ることが出来るのだとか。
そのため、一見すると普通の方がいるように見えるのはそのような関係からくるようです。
いづれにしても、話を振ってくれるのはありがたいものの、管理人は憔悴しきっている病人なので、
やたらテンションの高い口調でまくし立てられるのは正直疲れるものがあります。
記憶が正しければその二日目の日は週に2回だか3回ある入浴の人重なり、
風呂に入ることとなりました。
風呂場というのは個人宅にある風呂よりは明らかに広いのですが、
一度に5人くらいは同時にはいれるだけの湯船があり、お湯は追い炊きはできないものの、
お湯を張ったばかりで入浴したので非常に気持ちが良かったことを覚えています。
その後、昼食、服薬タイムが終わり自由時間となりますが、
やることもなくからだがだるいこともありベッドで延々と横になっていましたが、
とにかく閉鎖病棟はうるさい。
そこらじゅうから喧嘩が始まり罵声や怒号が飛び交っています。
耳栓をしますが、とてもではありませんが耳栓では追いつかないレベルで音が耳に飛び込んできます。
正直この環境では直るものも直らないと判断して担当のケースワーカーに、
担当医と面談できるように依頼。
その後、半分泣きそうになりつつ担当医と面談をして
出来るだけ早く開放病棟に移れるようにお願いしておきました。
今、必要なのは栄養の取れた食事と静かな環境での休息。
正直これだけだと思うのですが、このやかましく殺伐とした閉鎖病棟でそれを期待するのは無理というものです。
2日目に担当医に症状の軽い方のいる開放病棟に移れるようにお願いしていたのですが、
3日目には開放病棟にベッドの空きが出たとのことで移ることが出来ることになりました。
入院して3日目ともなると食事もおかゆのおかげで多少取れるようになり多少元気も戻ってきたように感じます。
午前中は休憩室にあった漫画に目を通す程度の元気は戻ってきました。
昼食後、看護師から声がかかり開放病棟に移動するので荷物を移動する準備をするように言われました。
閉鎖病棟3日目、滞在していたのは丸二日といった感じですが、
正直閉鎖病棟はこれ以上はきつかったので、看護師の一声はうれしかったですね。
冗談抜きで看護師の隙を見て脱走しようと思っていたので・・・
さらっと文章を書いていますが、この閉鎖病棟での3日間はかなり涙目でした。
荷物を準備して看護師と一緒に開放病棟に移ります。

次回開放病棟編に続きます。
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