医療用途に限る大麻解禁の是非

さて、メンタルヘルスに関連して今回は大麻・マリファナについて記事にしてみたいと思います。
大麻というとどのようなことを想像されるでしょうか?
大抵の方は危険な薬物?として認識されるものと思われます。
この認識は一体どこから来ているのでしょうか?
漠然と?幼い頃から刷り込まれているような気がします。
日本において大麻が使用されていた歴史は古く戦前以前は日常生活において当たり前のように使用されていたようですが、例えば衣類。
日本の高温多湿な環境において猛暑の夏には、大麻でできた着物を、多くの人が普通に着ていたようです。
大麻でできた衣類は、吸汗性にすぐれ、速乾性に優れ、夏を涼しく快適に乗り越えるのに、
最も適していたと考えられます。
また医療用としての効能もすばらしく、大麻は昔から万能薬として考えられ扱われており、
うつ病、強迫性障害、不眠症、てんかん、統合失調症、気管支喘息、帯状疱疹、多発性硬化症、
筋萎縮性側索硬化症等、約250種類の疾患に効果があるとされています。
大麻の主な作用としては鎮痛作用・沈静作用・催眠作用・食欲増進作用・抗癌作用・眼圧の緩和・嘔吐の抑制などが、
あり、アメリカ合衆国では慢性痛患者の8.9%が自己治療で大麻を使用しているとのこと。
また、モルヒネなどのオピオイド系鎮痛薬やイブプロフェンのような非ステロイド系抗炎症剤に十分な効果が見られない疼痛に対しても大麻が有効に作用するようです。
ほかに、神経保護作用や、脳細胞の新生を促す作用が認められているようです。

医療用途だけに絞ってもその効能はすばらしいものがあると思いますが、
そもそもなぜ戦前まで幅広く使用されていた大麻が現在禁止されているのでしょうか?
大麻は、大麻取締法によって規制されていますが、大麻取締法が施工されたのは昭和23(1948)年。
第二次世界大戦後、日本に進駐したGHQ(連合軍総司令部)の統制の下で、
大麻の禁止が言い渡された模様。
GHQがなぜ戦後の混乱期で大麻の使用を禁止したのかは諸説あるようですが、
個人的に思うのは衣類にしても医療用にしても痩せた土地でも自生するほど栽培が容易で、
かつ自然素材であるがゆえに医療用とに限ってみても副作用も化学製品に比べ低い。
にもかかわらず大麻の栽培ならびに使用を禁止したのは、日本での麻の産業を抑制して、
日本を石油製品のマーケットにするためと考えるのが妥当だと思います。
衣類にしても薬にしても石油由来の製品を広く普及させたいアメリカからみたら日本における麻の存在は、
邪魔だったというわけですね。
もちろん神事における麻の使用というものも考慮しなければいけないのですが、
ここでは省きたいと思います。
ただ現在の服飾製品という事でいうと綿等、自然由来のものを除き石油製品がこれだけ幅広く使用されている現状を、
考えると、いまさら麻には戻れないと思います。
製造の容易さ、利便性が桁違いだとは思いますので。

話は戻りますが個人的に医療用途に限り大麻を解禁して欲しいと思います。
医療用途に限ると申しますか、まずは医療用途から解禁して嗜好品としても今後認めていく方向で、
法改正を望みます。
と申しますのも、大麻の性質について知れば知るほど、禁止する理由が特にないからです。
医療用途においての効能は既に上記で述べたとおりですが副作用というのも、
それほど懸念されるレベルのものではないようです。
以下のような大麻の吸引方法があるようです。
喫煙パイプやジョイント(大麻を煙草状にしたもの)などで乾燥大麻を燃やして煙を吸う方法。
即効性があり、効率良く効果が得られるため、医療効果が極めて大きい。
欠点として有害なタールが発生するため、呼吸器官への損傷が懸念されるが、
大麻の抗癌物質が作用して発癌リスクは低いとされている。
ヴェポライザーと呼ばれる器具を使って、乾燥大麻から大麻成分を気化させることによってタールを発生させることなく摂取する方法。
また即効性があり、効率良く効果が得られ、医療効果もジョイントとほぼ同等。
吸引方法によりますが、喫煙パイプであれば呼吸器官に対するダメージは否めないものの、
それは煙草も同じことが言えますが、むしろ依存性が煙草に比べると低い。
煙草やアルコールに比べ依存性は低いのだそうです。
うーん、効能は250種類に及ぶ万能薬。
それでいて煙草やアルコールのような依存性があるわけでもない。
吸引方法によれば副作用も低い。
特に禁止する理由が見当たらないのではないでしょうかね?
個人的に大麻をまずは医療用途に限り解禁すべきだと思うのは、
まず精神科の治療において使用される抗精神薬、抗欝剤、睡眠薬の類は、
効能も強いが副作用はそれ以上に強い。
とてもではないですが長期にわたり安全に運用できるものではないと思います。
また薬の価格が高い事が上げられます。
また精神科の薬を服用してかえって悪くなる人の話は枚挙に暇がありませんが、
よくなったという人の話を効いたことがありません。
効果に対して疑問符が残り服用者の健康を損ね、尚且つ膨大な医療費が発生する。
正直良い事はなにもありません。
高い医療費を払い対して効果の望めない、逆の言い方をすれば副作用だけがでるだけの薬を飲まされるくらいなら、
効果の期待できる、自然由来の大麻を使用させて欲しいというのが切なる願いというところでしょうか?
これといって副作用もないのであればなおさら法律で禁止する理由もないと思います。
なにより大麻は痩せた土地でも栽培が可能。
ほっておいても育つほど生命力が強い、手間がかからないということは製造コストが安価で済む。
薬代も安価ですむことが期待できます。
世界中を見渡してみても、これだけ大麻をヒステリーに禁止しているのはアメリカと我が国日本くらいのものです。
アメリカも大麻に対する認識、科学的な根拠を下にその効能が見直されいくつかの州で認めれています。
またアメリカは医療用途に限っては処方箋があれば大麻を入手する事が可能だそうです。
日本は医療用途であっても医師が処方する事すらできないのが現状です。
嗜好目的による個人での栽培、所持、使用は別の議論にするとしても、医療用途に関しては、
科学的な裏づけを高め認める方向で法改正して頂きたいと思います。
大麻解禁の是非というよりも希望といったところでしょうか。
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