スリングショット猟 狩り考察

さて、狩りの期間がとりあえず終了いたしました。
まず全国のスリングショット猟の皆様、お疲れ様でした。

昨年の11月にスリングショット猟をおもいたち、情報収集から始め法令の理解、スリングショットの練習、
狩場探しとあわただしく過ぎて生きあまり狩りに行くこと自体ができませんでしたが、
なんとなくスリングショット猟というものがどのようなものか?多少分かった気がします。
結果的には2鴨半矢、1スズメ、1ムクドリ。
狩りに出た回数が5回という事を考えればまあこんなものかな?と思います。

実際に狩りに出た感じとして問題点と課題が難点か思いつきましたので、
箇条書きにしつつまとめてみて考察してみたいと思います。

1・スリングショットで鳥は取れるのか?
2.スリングショットの威力は実際鴨クラスを討ち取れるか?
3.市民の感情と法令に対する理解の欠如をどうとらえるか?

まず1.のスリングショットで鳥を取れるのか?
最初にファルコンを入手して初めて河川敷で缶コーヒーの缶を相手にして、
射撃したときに思ったのは、当たらない・・・
というかスリングショットは難しいと正直に思いました。
これで鳥を討ち取る事ができるとはあまりイメージする事はできませんでしたね。
ただその後ファルコンのゴムの強さ自体が筋力的に引ききることができない事を素直に認めたうえで、
見切りをつけファルコン2に移行したのは正解だったと思います。
使用者の筋力に見合ったゴムの強さのものを使用するというのは既製品を使う上で最低限求められる事。
その後、練習を重ね結果的に鴨を10mからダウンさせる事がファルコン2にてできました。
ゴムを見直すことで威力を向上できたかは分かりませんが、FAIラバーにてスズメ1、ムクドリ1を討ち取る事もできました。
セラバンドにて鴨をダウンさせる事もできました。
鴨サイズというのがスリングショットという命中精度に劣るアイテムを使用するうえで、
たしかに妥当だと思います。
まず鳥のサイズがコガモとかサイズが小さいものを除き40cmから50cmにも達する事から、
非常に当てやすいことは確かです。
野生の鴨は基本的に警戒心が強く、人に慣れた一部の例外を除き15m以下に接近する事は非常に困難である事が、
あらためて分かりました。
なんでも日本に渡来してから間もない鴨というのは全体的に警戒心がゆるいのだとか。
外敵に襲われることもなく今まですごす事ができたのかもしれません。
そのような警戒心が人一倍緩い鴨に対して限定すれば、管理人の場合距離10m以内に接近する事ができれば、
ダウンさせる事もできる事もわかりました。
管理人の普段の練習環境の99%は距離3mでの的に対する部屋うちです。
実際にフィールドで通用するのは普段の練習環境の距離×3倍+1mの範囲だと思いました。
このくらいの距離だと部屋うちと同様の感覚で割りと正確に射撃する事が可能だと思います。
それ以上の距離になると、個人的に当たる事もないし当たったとしてもまぐれ当たりに過ぎないかと。
また使用する玉の選択も割りと重要なのかもしれないと思います。
土壌汚染を防止する目的で鉛球の使用は避けるのがベターだと思い、
より質量を稼げるパチンコ玉を使用していますが、
土手の上から川に対して撃ちおろす感じだと距離10mまで綺麗に球が伸び威力が稼げると思います。
ただそれ以上はパチンコ玉はスリングショットで発射するには重すぎるのか?
目に見えて球威が失速するように感じます。
15mないし20mの距離で当てても恐らく鴨をダウンさせる事はできないのではないでしょうか?
もちろんこれは既製品のゴムを使用した場合の話です。
まあ、少なくとも有効射程の範囲であれば警戒心の低い鴨に対して近づく事ができれば、
鴨が静止している、もしくはゆっくりと水面を移動している程度であれば、当てること自体はできると思われます。
練習次第といえばそれまでですが・・・

話を変えて小鳥ですが、小鳥は小さいです。
そして一点で静止してくれるわけではないため、普通に考えてスリングショットで、
ピンポイントで狙撃できるとは思えません。
ただ、例えば畑の農作物目当てで群れで群がってくる鳥に対して狙撃する事で、
点ではなく面で狙撃する事と同じことになり飛躍的に命中率を向上させることは可能となります。
もしくはあらかじめ飛来すると思われる地点に餌をまいておくとかね。
柵の上で一直線に並んでいるスズメなども射線に人や物がなければやりやすいといえます。
やり方次第といえますが、群れに対して狙えば十分可能かと思います。

2.スリングショットの威力は実際鴨クラスを討ち取れるか?
これはどうなんでしょう。
鴨をダウンさせることができるかでいえば有効射程は短いですが既製品のゴムでも、
可能といえば可能という事になりますが、
その場合限りなくヘッドショットを狙うことが条件になると思います。
それ以外の場所は肉厚すぎて有効なダメージを与える事は難しいと思います。
ただダウンさせてひっくり返して腹をみせればこっちのものです。
腹はダメージに対して脆弱であり玉の一撃は非常にかもに対して効きます。
ただ既製品では鴨の体を玉であるていど貫くといった事は難しいと思うので、
外傷を与えているに過ぎず、時間をおけば回復して逃げてしまう恐れがあるため、
迅速に川に侵入して鴨を回収、止めをさす行為が求められると思います。

確実にかもの体に玉を貫通まで行かなくともあるていど貫くレベルを求めるなら、
バタフライスタイルの採用によるゴムの加速距離を稼ぐ行為は必須なのかもしれません。
通常のほおで固定する程度のゴムの加速距離ではかもの体を抜くどころか、
鴨の体に玉が弾かれます。
体に当てれば地味にダメージを与える事はできますが、
一言でいうなら泥臭いプレイスタイルが求められる事になります。
鴨に玉をあて迅速に止めの2弾を放ち静止させるまで繰り返し、
静止させた後川に入り迅速に止めをさす。
バタフライスタイルを採用する事で仮に2発で即死レベルにすることができれば、
後は回収するだけです。
直接止めを刺さなくて良いハンターの心理的な負担も大きく軽減されるものと思われます。
ただバタフライスタイルは威力を稼ぐには有効に作用すると思われますが、
如何せん同じ精度をだすのに難易度は跳ね上がる事に成るのは間違いなく、
誰にでも扱えるものなのか?練習次第でカバーできるものなのかは、
今後実際練習してみるしかなさそうです。

3.市民の感情と法令に対する理解の欠如をどうとらえるか?
これは、鴨をメインでハンティングをする際に一番のネックとなると思われます。
実際問題スリングショット猟の認知度は限りなくゼロです。
知ってる人は知っているというレベル。
行政の告知もなく環境省ないし県庁に問い合わせた人間だけが知っている世界になります。
ただ扱いはあくまでも自由猟。
スリングショット猟が正式に狩猟免許が必要となる、その代わりに法定猟として認められるという事にでもならなければ、
劇的に認知度が上がるという事は期待できそうもないです。
一番良いのは山の中の人のいない場所、可能なら可猟区に行き射撃するしか、
通行人に行為をとがめられるという事を回避する事は現実的に難しいのかな?と思います。
ただ可猟区に行くとなると、法令で禁止されている公園、住宅街、墓地などを除き、
割と自由に狩場を設定できるスリングショット猟のメリットが損なわれる事になります。
可猟区でプレイするくらいなら素直に空気銃や猟銃を取得してプレイするほうが良いという判断になります。
威力や有効射程距離、精度は比較になりませんしね。

難しいところですが、日本は経済は1流、政治は3流と呼ばれるわけですが、
経済の落ち込みも著しく没落が止まりません。
もはや経済的に近い将来ブラジルやインド等の新興国に抜かれるのも時間の問題といえそうです。
とはいえ、その政治システム、インフラなどはやはり先進国のそれです。
文化レベルも非常に高く、民度も高い。
非常に洗練された社会といえますね。
たしかに戦後の混乱期ではありませんので、野生の鴨をスリングショットで追い回して玉を打ち込むという行為は、
一般的に許容されるものではないのかな?と管理人本人の気持ちとは別に客観的に見て、そう感じます。
嫌悪感を感じる層が一定数でてくるのもやむおえないところです。
これは、狩猟文化の停滞している我が国の文化というか国民の意識に植え付けられているので、
一朝一夕にどうこうかわるものではないと思います。
野尻さんもたしか猟銃に転向されたと記憶していますが、
スリングショット猟はあくまでもハンターとしての登竜門なのかな?
狩りと言うものはどのようなものか?免許フリーで楽しむ事ができるレベルという意味で、
秀逸なのだと思いますが、
やはり猟銃や空気銃に移行するのがベストかどうかは分かりませんが、ベターなのかなあ?と思わなくもないです。
まあ、これはこれで面白いとは思いますけどね。
自らの腕のみで威力と精度を稼ぎ鳥に当てる。
非常に原始的な行為といえますが、人間の本質に迫れば行為が原始的であればあるほど、
たしかにおもしろいこともたしか。
パチンコで鴨を追い回すのはなぜか興奮するんですよねえ。
一点いえることは、精度的に必ずしも狙って毎回当てることができるアイテムでもないと思うので、
スリングショット猟を楽しむには散歩がてら双眼鏡とスリングショットをもって散策しつつ、
あたりそうな条件の鳥がいたら打ち込む。
結果的に取れたらラッキーくらいの気持ちで取り組むのが良いのかなあと思いました。
基本散歩がてらというのがポイントなのかな?
というのも労力に見合う結果が常に出せるとは限らないと思うんですよ。
確実性を求めるならやはり空気銃や猟銃にはとてもじゃないですが及びませんので。
猟銃とか散弾を距離50m?で飛ばすことができるとかスリングショットの世界とは次元が異なりますのでね。
もはやチートです。
その分山の中の鴨は警戒レベルが高いとは聞きますので、トントンの性能なのかもしれませんけど。

スリングショットの問題点、課題を挙げると切りがないのですが、
簡単に抜粋するとこんなところかな?
まあ、おもしろいアイテムだと思うのでスリングショット猟は自由猟のままでも良いですし、
免許が必要となりますが法定猟の一環となるのもそれはそれでよし。
細く長く続いてくれる事を祈ってます。
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