万能選手 ドグマチール

さて、暇なのでメンタルヘルスの記事でも書こうかと。
今回取り上げるのはドグマチールです。
この薬は非常にユニークな面を持っています。
発売当初は胃薬として発売され使用されていたようなんですが、
次第に鬱病や統合失調症にも効果があることが分かってきた薬で、
幅広く使用されているようです。
個人的には胃の不快感、主に食欲不振、胃がもたれる、吐き気とか、
そんな胃の不快感が慢性的にあるために飲んでいるんですが、
たしかに抗鬱作用も認められると思います。

胃などの消化管にあるD2受容体(ドーパミン)をブロックすることで、
消化管運動が改善すると考えられています。
その作用は強くなく緩やかに作用するため胃腸に問題のある方の初期症状でしょうか?
心因性が関係していると思われる胃腸症状に効果があると思われます。
基本的な作用としては胃の粘膜の血流をよくして、胃潰瘍の治りを助け、胃腸の動きを活発にして、吐き気やもたれの症状をよくします。胃腸症状に対しては、比較的少量を用います。
また抗鬱作用が認められ、脳内の神経伝達物質ノルアドレナリンの放出を促進する作用があるといわれます。この場合、やや多めの量を用います。
基本的な作用としては以下のような効能があります。
胃・十二指腸潰瘍、うつ病・うつ状態、統合失調症。

ドグマチールが胃腸の働きを助けなおかつ鬱に効果がある理由は、
正確にはわかってないようです。
うつ病を改善するためにはドーパミンを増やす事が基本となると思われるからです。
抗鬱剤は全て、ドーパミンなどのモノアミンを増やすことで抗うつ効果を発揮するため、
モノアミンを遮断する抗鬱剤というのはないと思います。
仮説としては、少量のドグマチールを投与するとドーパミン自己受容体を遮断し、
結果的にドーパミンの分泌を促し増やすのではないかと推測される。
ノルアドレナリン神経にあるD2受容体を遮断することで、
ノルアドレナリンを増やすのではないか。
エビリファイなどと同じく、ドーパミンの部分作動薬としての働きがあり、
そのために少量のドグマチールを投与するとドーパミンが増えるのではないか
このような説があるようです。

論理的な理由はさておき少量のドグマチールを投与すると
抗鬱効果があることは間違いなく多少気分を持ち上げるといった効果は実際に使ってみた感じ、
実感としてたしかにあります。
ただ重篤な副作用というものもあり、
重篤な副作用としてはいかのようなものがあるようです。
薬剤性パーキンゾニズム。
ドグマチールを服用する事で結果的にパーキンソン病のような症状を発症すること。
パーキンソン病は脳の黒質という部分のドーパミンが少なくなることで起こります。
ドグマチールは脳のドーパミンを遮断するわけですから、黒質のドーパミンを減らしてしまうことがあり、
人工的にパーキンソン病の状態を作ってしまうことがあるのです。
症状としてはパーキンソン病と同じように、動作が緩慢になったり、手が震えたり、
転びやすくなったりするとのこと。

ちなみにこれらは、ドグマチールだけでなく他の抗精神病薬でも起きえる副作用ですが、
他の抗うつ剤で起こることは少ない副作用とのこと。

高プロラクチン血症。
乳汁を分泌するホルモンであるプロラクチンを増やしてしまう副作用。
男性であっても、乳汁が出てくることがあります。
ホルモンバランスの崩れから無月経や勃起不全(インポテンツ)、性欲低下なども起こる。

女性が服用した場合、生理が止まるといった症状が散見されるのですが、
男性である管理人が服用した限り重篤な副作用というのは7年とか慢性的に頓服として、
服用してますがないと思います。
全体的に動作が緩慢になる症状・・・
これはどうなんでしょうか?
今はデパスといった安定剤を眠剤かわりに服用しているので、
どちらかというと、そちらのほうが原因なのかと思いますけど。
個人的にはドグマチールは神経性の胃の不快感を取り除いてくれ、
尚且つ多少気分が持ち上がる抗鬱作用も持ち合わせており、
SSRIなどの向精神薬のように副作用もきつくないので、
割と気に入っている薬ではあります。
長年服用していても脱毛といった副作用は今のところないと思いますし。
薬を慢性的に飲んでいる限り副作用の問題は避けて通る事はできないのですが、
管理人が重視しているのは脱毛、腎機能の大幅な低下です。
このふたつがないだけでも比較的安心して服用する事ができるかと。
パーキンソン病とおなじ症状というのは少々怖いですが、
どうなんでしょう・・・
ドーパミンを遮断するのがこの薬の基本となるので、
動作が緩慢になる、手が震える等の症状が出たら医師に相談して薬を変えてもらう?
ただ向精神薬ってドグマチールとは比較にならないくらい副作用きついですからね。
効能もその分弱いですけど、緩やかに作用するところが使いやすいといえます。
個人的には胃の不快感を押さえてくれこう鬱作用もある面白い薬であり、
正直手放せないです。
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