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in めざせスリングショット猟

自由猟の可能性 

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さて、年末に環境省の鳥獣保護業務室に問い合わせていた件ですが、
担当者と連絡が取れたので、内容について確認を取ってみました。
その結果を書いてみたいと思います。
ちなみに年末に問い合わせていた内容は以下のとおりになります。

1.スリングショットでゴムの動力でペレットではなく矢を発射する事は問題ないか?
2.そもそも矢の定義とはなにか?
3.クロスボウの機構で矢ではなくペレットを発射するペレットクロスボウは自由猟で使用することはできるか?

まず1.の件。
スリングショットで矢を発射するスリングボウですが、これは認められないとの見解が出ました。
基本的には駄目な理由は弓矢と同じ見解でした。
弓矢が駄目な理由は精度、威力が実銃に比べ劣るから半矢となった負傷鳥獣をむやみに、
増やす結果になるからとのこと。
まあ、正確に申しますとグレーです。
条文でスリングショットで矢を発射する行為については明確に定められていません。
いわば、良いとも悪いともいえないということを示しています。
この項目については後述します。

2.の件。
矢の定義。
これは少々興味深かったのですが、
残念ながら棒の先端に矢尻がついているか否か?
というレベルでしか回答して頂く事はできませんでした。

3.の件。
ペレットクロスボウですが、
そもそもペレットクロスボウについて、よく分からないので、
参考となる製品の画像、参考URL等の詳細を教えて欲しいと逆に説明を求められました。
たしかにペレットクロスボウで検索しても、あまり有意義な情報は出てきません。
国内ではピストルタイプの80ポンド程度の非力なものは販売されているようですが、
正直、こと狩猟という事でいうと役不足だと思われるため、
あえてSTSというブランドの海外製品の情報を伝えておきました。
こちらは44ft.lbs(110グレイン(7g)の鉄球使用時のエネルギー)と充分なもの。
狩猟でも小動物であれば充分に使える威力が出ると思われます。
ちなみに、AR480というペレットクロスボウになります。
興味のある方はHPを覗いて見てください。
このペレットクロスボウですが、使用できるかどうかは、これから協議していただけるとのことですが、
許可が出るかどうかは半々?まあ可能性としては限りなく低いとは思いますけど、
矢ではなくペレットを発射できる機構となっていることから、
鳥獣保護業務室の担当者と話していて思ったのは、
矢を発射する事については神経を尖らせているようですが、
ペレットを発射するということについては、案外ゆるいと申しますか、
許容範囲と申しますか許可しても良いと認識しているように管理人は感じました。
管理人もいい年した大人なので、矢が使用できない理由が半矢による負傷鳥獣をむやみに増やすためということを、
額面通りに捉えるほど子供ではありません。
どうにも環境省というよりも行政全般にいえることですが、
国民にむやみやたらに矢を使用させたくない伏しがあります。
あくまでも弓道やアーチェリーという屋外における射的行為については、
問題無しといえども、こと狩猟という行為自体に対して、矢を使用させたくないという意思を強く感じました。
管理人の想像以上に神経を尖らせているようです。

ここで、担当者と話していて、疑問を抑えきれずに聞いてみました。
環境省としては威力や精度に劣るスリングショットが合法で、
スリングショットより威力に勝る弓矢が鳥獣保護法違反なのはどのように考えていらっしゃるのか?
この質問はさすがに堪えたと思います。
担当者の方の答えは・・・
実際問題、定義ずけられていないのでなんともいえない。
定義というのは・・・
察しの良い方ならお分かりですね。
実際に事案として起訴され裁判になり係争して裁判所の判決が出て、
はじめて事案は定義ずけられるわけです。
要ははじめにクロスボウで鴨を狩猟していた方が検挙され起訴、裁判で争った際に、
弓矢で狩猟を行う鳥獣保護法で検挙されたわけですが、クロスボウは弓矢ではない旨を争点として、
裁判で争いました。
この裁判が起こるまでクロスボウというのは弓矢にも定義されずグレーな存在だったわけです。
弓矢ではないから鳥獣保護法違反ではないということですね。
ただ裁判の結果、敗訴。
クロスボウは弓矢であると定義ずけられました。
このように法律で現時点で定義されていない事案というのは、考えてみれば割とあるものです。
誰かが最初に法にふれ、その定義を争点として裁判で係争しなければ、
定義は定義として成立しないというわけです。

スリングショットで発射される鋼球は問題なくともなぜ矢が駄目なのか?
スリングショットのゴムの動力で矢を発射するスリングボウですね。
これは実際に現在明確に定義されてはいません。
いわばグレーです。
これが使ってよいものか?悪いものなのかは?実際にスリングボウで狩猟を行い、
警察に現行犯で捕まり有罪で起訴される。
条文では良いとも悪いとも書かれていない点を争点として裁判の場で争い、
鋼球がよくて矢が駄目な点を争点として争い、その結果を持って、
定義ずけるしかないようです。
うむ。面倒くさい。なにより弁護士雇う金がない。/ ´・ω・`\
なので、これは却下だな。

がたがた、うるせいな。
駄目なもんは駄目なんだよ!
と思われる方もいらっしゃると思いますが、
元々スリングショット猟というのも条文の隙間をついた隙間産業だった事を忘れてはいけないと思います。
条文に書いてないことを行政に突き拡大解釈で認めさせるのも、そのジャンルを発展させるためには、
必要な行為だと認識しています。

話を戻します。
まあ、たしかに矢は危険ですよ。
同じ運動エネルギーで発射されたとしても先端に矢尻がついていることから、
鋼球と矢では対象に与えるダメージは比較にならないと思います。
これは当然ですよね。
人類が編みだした武器の中でも最古の歴史を持ち、
銃火器が発達する前は、より人間や動物にダメージを与えやすいように、
考え抜かれた末に発明したまさに芸術品とも言える武器です。
むしろ即死を狙って作られたものというよりは、いかに負傷者を増やし行動不能にさせるかに焦点を合わせたもの。
ストッピングパワーという現代の概念でいっても理にかなっていると思います。
単純に国民に狩猟目的で弓矢というよりも矢を使用した武器を使わせたくないんでしょうね?
理由は明確ですが銃器を除いた場合むしろ殺傷能力が高いから。
威力が低いのではなく、威力が高いから使用させたくないのだと思います。
仮のお話をさせていただきますが、猟銃の代わりに弓矢、クロスボウや和弓、アーチェリーが、
合法的に狩猟で使用できるようになったとします。
その人口が20万から30万に達したとします。
これねえ・・・
日本って本当に治安が良い国だと思います。
暴動の一つも起こりませんしね。
しかし仮に日本で暴動が起こった場合どうなるでしょうか?
パンがなければケーキを食べればいいじゃない?と、
本人が本当に言ったか分かりませんけど、マリーなんとかさんがいってましたね?(すっとぼけ)
陛下「暴動かね?」
臣下「いえ、陛下、革命でございます。」
銃がなければ弓矢を使えばいいじゃない?という発想になるのは至極当然の結果だと思います。
中世ヨーロッパのクロスボウ部隊でも数千の弓兵を運用できればよいところ。
そこに10万を越える弓兵が日本の一地域に集結し暴動を起こしたとします。
これは、銃でなくても充分すぎるほどの脅威となると思います。
機動隊と激突して睨み合ったとしても、クロスボウと和弓、アーチェリーの組み合わせには、
ポリカーボネイトの盾で武装していたとしても苦戦は必死なのではないかと。
クロスボウの水平射撃と和弓とアーチェリーの斜め45度の射撃の両面攻撃は脅威ですね。
盾で正面の矢を防いでいると斜め上方から矢が飛んでくるとか・・・
普通に考えてこええ・・・
中世ヨーロッパでもクロスボウとボウの同時運用を成立させるだけの経済力を持つ国はありませんでした。
現代日本の経済力なら運用可能なのが興味深いですね。
というよりも接近を許さなければ暴動起こした弓矢部隊の圧勝かな?
誰が寄せ集めの烏合の衆の弓矢部隊を統率するのか?素朴な疑問がわきますけど。
実際問題、射的で培われる弓の技術と狩猟で培われる弓の技術では似ているようで、
大きな差があると思われます。
射的はあくまでも静止している的に対してのもの。
狩猟は狩場というフィールドでたえず動き回りながら動く生き物に対して狙うもの。
狩猟のほうがより実践的に、いわば戦場に応用可能な技術といえるのではないかと思われます。
軍人としての資質があるのってサバゲーでも割と適用できるような事聞きますけど、
狩猟経験者は、やっぱり違うという話も聞きます。

何でこんな話しているのか?書いていて良く分からなくなりましたけど、
まあ、コラムだと思ってお読みください。
常識的に考えて治安維持のためですよね。
もちろん、誰だって治安が悪いところに住むよりは治安の良い地域に住みたいとは思います。
アメリカのように銃が溢れていて、銃による犯罪が後を絶たない国が良いか?
日本のように銃を所持する事が極端に規制されており、
弓矢の単純所持は許可されているけど狩りをすることすら許されない国。
どちらが良い国なんでしょうね?
自由という名の権利と義務は常に等しいとはいいますけど、
カッターナイフ持ち歩いて軽犯罪法で摘発される国ってどうなんでしょうね?
高度な治安の維持と引き換えにして国民の自由という名の権利を阻害していると思えなくもないです。
どちらがいいのかは討論しても永遠に答えは出ないと思いますけど。

スリングショットって誰が最初に思いついたのかわからないんですけど、
法の目を掻い潜った言い換えれば隙間産業だと思います。
条文に書いてないから、問題ないだろ?って発想。
日本人らしからぬ発想で悪くないですね。
最初にスリングショット猟思いついて実行した人ってすごいと思います。
よく、考えたものだなと。
条文の網を掻い潜った事から考えて多分狩猟免許保持者なんでしょうね?
まあ行政に言わせれば・・・多分以下のような感じかと。

ぼく「銃もちたい」
行政「国民には銃を持たせてやんねえ!持たせてやってもいいけど、めんどくさい手続きてんこもりな。覚悟しとけ!」
ぼく「弓矢で狩猟したい」
行政「弓矢?もちろん駄目だ!寝言は寝て言え!」
ぼく「スリングショットで狩りがしたい」
行政「スリングショットで鋼球飛ばすだって?・・・まあ全部規制すると暴動になるな?まあ、それくらいならいいかあ。」

なんと申しますか完全にガス抜きですね。
本当にありがとうございました。
なんでもかんでも規制すると不満がたまって爆発するから適度にガス抜きさせるアイテム・・・
スリングショットくらいが多分威力と精度が低いから丁度良いんですよ。

また話脱線しますけど、環境省とか行政って害獣による作物被害とかどうするつもりなんでしょうね?
いや、現状というと猟師の方の半ばボランティアによって害獣駆除が成り立っていると思うんですよ。
なかば農家の人が必要に迫られて猟銃とか罠猟とかやって害獣駆除している感じ。
違っていたらごめんなさい。
まあ、野生の鳥獣の味を楽しむジビエとかそれこそスポーツハンティングとかあると思いますけど。
いずれにしても必要に迫られて猟師やってるか?趣味の延長でやっているか?
どちらにしても半分ボランティアに過ぎないと思います。
しかも猟師の数はおおよそ20万。
その多くは高齢化が顕著であり、あと20年とかしたらその数は半減するものと推測されます。
猟師の方の人口構成比とか見ると、ボランティアで害獣駆除が成り立たなくなるのは時間の問題と思います。
まあ、金と時間を持ち合わせた人でないと、猟師をやるのはなかなか難しいですからね。
その穴埋めをどうするつもりなんでしょうね?
猟師が減るに任せて無策のままだと害獣による作物被害だけで、すごいことになるのでは?
農林水産省の24年度のデータを見る限り鹿やイノシシ等農作物の被害額は合計で200億をゆうに越えているんだとか。
現状でこれですからね。
20年後とか桁が一桁違う被害が出そうな気がします。
とはいえ、管理人にはなにもできませんけどね。
ただし弓矢で狩猟ができる事になった暁にはたしょうなりとも害獣駆除には協力させて頂きますけどね。
我が家のコンパウンドクロスボウでね。/ ´・ω・`\

長い割りに何が書きたいのか?あいかわらずよく分からない文章となりましたが、
まあ、その辺はいつもの事です。

そうそう。
最後になりますけど、鳥獣保護業務室にリクエストしておきました。
内容というのは自由猟とはいえ、スリングショットを携帯している以上、
常に職務質問された場合軽犯罪法で摘発される恐れがある。
そのため、年度ごとにスリングショットで狩猟をしても良い許可証のようなものを行政から発行していただくことはできないか?
というものです。
現状は難しいけれども、一要望として受け止めてくれるとのこと。
このような声は少なからず受け止めてくれ数が多ければ行政として反映される・・・
か、どうかはわかりませんが、しないよりはましだと思います。
何かの機会で鳥獣保護業務室にお問い合わせされる際は、
年度ごとの許可証の発行の要望をあげて頂けると自由猟におけるスリングショット猟も、
常に職質され軽犯罪の摘発を恐れビクビクするといった事から開放されると思いますので、
リクエストして頂ければと思います。

いずれにせよ、ペレットクロスボウの許可が出るかどうかで自由猟における、
スリングショット猟の来年度の猟期は、面白い事になる可能性が高い。
いや、これが正式に認可されれば間違いなく遊びの幅が広がるというものです。
思うのはスリングショットというアイテムは常日頃狙撃精度にすぐれた武器を使っているからこそ、
自らの技量のみで威力、精度を出す事ができる所がむしろ魅力的であり光るのだと思います。
いいかえれば狩猟用の空気銃などを使い命中精度が高いアイテムを使っている方のほうが、
スリングショットを使った際に面白さを感じるのではないかと?
スリングショットって威力も精度も使う人の度量次第ですからね。

いずれにせよ、先人の築き上げた自由猟におけるスリングショット猟。
これを、さらに幅を広げて楽しむか、
鳥獣保護法違反者を続出させて、行政からやっぱりスリングショット猟は駄目だな・・・
と思われ許可が下りなくなるかは実際にやられている方次第だと思います。
元々、条文の隙間をついた隙間産業ですので、
狩猟免許取得するまでではないけど、お手軽に狩猟という行為に触れてみたい方には、
うってつけだと思います。
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