スリングショット猟 反省会

さて、昨日スリングショット猟に出かけ結果的に半矢にしてしまいましたが、
鴨に玉を当てて手で捕獲する事自体はできたわけですが・・・
ちょっと昨日の事を振り返り反省会でもしてみたいと思います。
まず鴨にスリングショットで玉をあて鴨が引っくり返えり足をばたつかせてもがいている状態で、
セオリー通りに止めの意味でもう一発玉をぶちこみ完全に動きを静止させることができた。
ここまでは問題ないと思います。
ただ予想以上に鴨は矢に強く2発のスリングショットの玉の直撃でも即死にはいたらず、
まだ手の中で動くだけの元気があったこと。
これは正直予想外でした。
管理人の不手際は銃刀法や軽犯罪法での摘発を恐れるばかりにナイフを携帯していなかった事。
これにより迅速に鴨に対しナイフで首を切り出血多量による失血死を図ることができなかったこと。
結果的に半矢となった負傷鳥獣を野に解き放ってしまいその後取りを追跡するも、
鴨を見つけることができなかったこと。
2発のスリングショットの直撃をうけ多量の失血、恐らく痛みで悶絶しそうな状態の鳥を、
野放しにしてしまったことは今でも後悔しています。

ちょっと思ったんですけど、嫌、スリングショット猟を行う前からこれは内心感じていた事なんですが、
そもそもスリングショットで即死に至らしめることは正直5J程度の運動エネルギーでは難しいのではないでしょうか?
それこそ正確に鴨に対して頭を狙撃するヘッドショットを狙い打ち込むことは、
それこそ達人レベルの人間でないと困難と思います。
管理人の現在のスリングショットの熟練度からいうと距離10m程度であれば30cmから40cmのサイズの鴨に対し、
20発撃ちこんで体のどこかに玉を命中させる事が精一杯。
とても綺麗に頭を狙って玉を当てることなど一生できそうもありません。
だとすると、このスリングショット猟ってそもそも論ですが、
半矢による負傷鳥獣をむやみに増やさない鳥獣保護法の定義からすると猟の手法として完全にグレーなのではないか?
野尻さんの鴨猟の動画をみるかぎり自作のスリングショットと玉の質量から13Jの威力が出ると解説されておりました。
ただその威力をもってしても動画を見る限り鴨は管理人の場合と同様スリングショットの玉の一撃により、
引っくり返っており即死には至っておりません。
動画ではその後網ですでに絶命した鴨を回収しておりますが、引っくり返った鴨に対し、
スリングショットで止めを刺したのか?はたまたナイフで止めを刺したのか?の描写がないので、
推測するほかないのですが・・・
すくなくとも13Jの威力をもってしても即死に至らしめることは頭を綺麗に打たなければ難しいのだと思います。
このスリングショットでの狩猟って環境省が正式に?かどうかは分からないんですが、
すくなくとも行政レベルで自由猟として一応認可されてはいます。
ただ鳥獣保護法のいたずらに負傷鳥獣を増やしてはいけないという定義から半矢になってしまう威力のない武器が、
禁止されているのが理由だとしたらスリングショットの威力は不適当という事になってしまうのではないかと・・・
個人的に昨日のスリングショットにおける狩猟においてたしかに鴨を行動不能にさせることはできる程度の威力を、
有している事は身をもって体感しました。
ただ即死に至らしめていないことは明白であり、その瞬間も鴨は痛みで悶絶して苦しんでいる事になります。
11mmの5.4gのパチンコ玉とか距離10mスリングショットから繰り出される威力は、
人間だって食らえばただではすまないと思いますし、鴨サイズなどひとたまりもないはず・・・
ですが現実問題として半矢にするのが精々。
いや、何がいいたいのかというと、玉を射撃するから半矢になると思うんですよ。
スリングショットはゴムを動力としていますが、5Jとは相当な威力だと思います。
ゴムの力はあなどれません。
鴨にスリングショットから発射される玉が直撃し、鴨がひっくり返り多量の血を流しもがいている事から、
充分すぎる凶器だと思います。
次の1発で完全に見た目上鴨の動きは確かに止まりました。
これは事実です。
ですが、手で捕獲したら手の中でもがく鴨が現実にいるわけです。
やっぱり、鋼球とはいえ玉を射撃する事で与えるダメージって、スリングショットくらいだと、
即死させることは難しいのではないでしょうかね?
いっそうの事、玉ではなく矢を発射して深々と矢が刺さってさえ射れば、
鴨に対してさらなるダメージを与える事ができたと思うんです。
どう考えても鏃のついている矢のほうが効果的に鴨に致命傷を負わす事ができると思います。
結果的に鴨にとっても、どうせ撃たれるんだったら長い間痛みで悶絶する苦しみを味わうくらいなら、
矢の一撃で出血多量で失血死になったほうが、苦しみも軽いのではと思うんですよ。
自由猟でスリングショットを使う初心者ハンターとしてもナイフで止めを刺す行為がいらなくなるから、
鴨の首をナイフで切って失血死を狙う必要がないから心理的に楽だと思います。
昨日スリングショットで鋼球発射して鴨に当ててみて鴨のリアクションから察するに、
改めて、矢の合理性というか鋼球が良くて矢を使ってはいけない合理的な理由がないよなあ?と思いました。
そもそも論として環境省に以前問い合わせた際に弓矢を使用してはいけない理由はなんですか?と、
問い合わせした事があるんですが、環境省の答えは銃に比べ威力や精度が劣るから、
半矢にしてしまい負傷鳥獣をむやみに増やしてしまう事があげられるとの回答でしたが、
その回答を額面通りにうけると、プレチャージ式の狩猟用の空気銃意外は、威力としては微妙ですよね?
10J弱とかしかないって聞きますけど?
それって半矢前提じゃないのかなあ。
以前プレチャージ式の空気銃つかって狩猟している方のブログを拝見したんですが、
距離50とか70とか離れていますけど鴨に対して2発、3発撃ちこんでようやく絶命させるレベルって書いてあったんですよね。
基本的には頭に当てない限りは綺麗に即死というわけではないのはスリングショットと変わらないようです。
この運動エネルギーって表現は良く見かけるんですが、
火薬の燃焼ガスから繰り出される銃弾の運動エネルギーは比較になりませんが、
ライフルだと単位が1000Jをゆうに越えるとか。
ただいたずらに運動エネルギーが高くても玉が体を貫通してしまいかえって肝心の殺傷能力は、
あがらないこともあるのだとか。
22口径のライフルより狩猟用のクロスボウで矢を打ち込まれたほうが、
鏃によって狙撃箇所が綺麗に抜けずにずたずたに引き裂いてしまう事が結果的に威力を増しているのだとか。
玉が綺麗に抜けるのではなく、体の中に長く留まっているほうがかえって殺傷能力を高める事は、考えられますね。
そのことから考えると弓矢が精度的に威力が劣るからという事はいえないと思うんですよ。
ライフルスコープつけたクロスボウで射撃すれば分かると思いますが、精度、威力ともに申し分ありません。
なんでクロスボウが狩猟で禁止されているのか?しょうじき合理的な理由ってないんじゃないですかね。
まあ、弓矢が駄目なのは現在の法律では禁止されているのは分かりました。
ただスリングショットで矢を発射する事は認めても良いのではないかな?
これ自体は環境省に問い合わせている段階で、矢を使用してよいかは、良いとも悪いとも、
まだ回答がないので言われてはいないんですけどね。
すくなくともスリングショットで鋼球を発射する事に比べたら矢を発射するスリングボウのほうが、
効果的にダメージを与える上では有利だと、昨日狩りにでて痛感しました。

いずれにせよ、スリングショットで狩りをするという行為は、
鴨が玉をあてても飛んで逃げない警戒心の低い状態であればひたすら打ち続ければ、
いずれは当たります。
一発当てれば鴨は引っくり返り、2発打ち込めば鴨を回収できるまでに行動不能にする事も、
既製品のファルコン2で充分である事が昨日の狩りによって証明されました。
ただ、それでも鴨は生きてます。
その鴨に止めを確実に刺さないといけないわけですが、
これができるかどうかは?人によると思います。
鳥とはいえ鴨は大きいです。
非常に生命力に満ち溢れておりスリングショットの直撃を2発受けてもなお生きようと必死でもがく訳で。
その生きようともがく鴨の生命を絶つということは人によっては明らかな拒絶反応が出ると思います。
それができる方というのは猟師として立派な資質を有しているのだと思います。
スリングショット猟は狩猟免許無しで行うことができるお手軽な面を持ち合わせていますが、
実際にスリングショットで玉を鴨に当てる技量もそれなりに求められ、
かつ生き物に止めを刺すという行為も立派なスキルといえますが、
お手軽な反面、行う行為自体は高度なものが求められるといえなくもないと思います。
言い換えれば猟師を養成するアイテムとして?
猟師とはどのようなものか、お手軽に体験するにはもってこいなアイテムといえなくもないです。
スリングショット猟で猟師という行為に興味を持った方は猟銃免許を取得するステップアップに、
なるとも思いますので、興味をお持ちの方はぜひ一度トライしてみてはいかがでしょうか?
そのうえで管理人のように玉を当てた上で生きた鳥の命を立つ事はちょっと・・・
という方も出てくると思います。
こればかりは実際にやってみないと素養があるかどうかは分かりません。
ただ狩猟でしか体験できない非日常を狩猟免許なしで楽しむ事ができるアイテムとして、
スリングショット猟は非常に面白い事は確かです。
スリングショットの技量、法令の理解、狩場の把握等、習得、理解しなければいけないことは少なくないのですが、
それ以上に単純に面白いです。
安易にスリングショット猟をすすめるわけではありませんが、
興味のある方はぜひ一度試される事をお勧めします。
今期の猟期は一ヶ月をきりましたが、来期の猟期までに狩猟読本と鳥獣保護区等位置図を入手しゆっくりと法令の理解と狩場の把握をするところからはじめ、
トライされてみてはいかがでしょうか?
狩猟読本自体は270Pを越える量がありますが、ことスリングショット猟だけに絞れば、
試験があるわけでもありませんし、覚えるべき要点はそれほど多くもないです。
スリングショットの練習は部屋の中でも環境を整えれば行うことはできます。
部屋での練習は実際のフィールドでも充分に生かすことはできると思います。
昨日の経験を糧に残りの猟期、ベストを尽くしたいと思います。
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